相手に物事を伝える際、あなたはどうしますか?

今回取り上げたいのは大事なことを相手に伝える方法です。例えば友達が重要なミスをしたり、自分の子供が悪いことしたりなどのシーンでは多くの人は「怒り」の感情を出すでしょう。「ふざけんな」とかそういう感じです。

 

しかしながら、怒りは相手に伝わるものなのですが、言いたいことは伝わらないんですね。怒りは相手を萎縮させるわけですから。つまり、怒られる側も懸命に「中身は知らないがただ聞いて怒りが収まるのを待つ」という行動をとるのが多いかと思います。

 

怒りで相手に伝えるとは、相手に伝わると同時に、相手に伝わらないことなんですよね。(表面上の怒りは伝わるけど本質は伝わらない)ではどうすればいいのでしょう。私が考える解決策の一つは、アンガーマネジメントでまず自分の頭を冷やすことです。自分の頭を冷やし、論理立てて相手に事実をベースで伝えるのです。しかし、この時に注意しなければいけないことは、相手を論破しようとしないことです。何の生産性も感じられません。
 例えば、相手を論破したとします。相手には遺恨が残る可能性が高いですよね。「言いくるめられた!」とかの「憎しみ」の感情が出るわけです。
 

それよりも、相手に心身に寄り添って話を聞いて、客観的に物事を伝えることが大事だと思います。主観話術の時代は終わりました。これからは、事象を一般化し、事実ベースで話す客観的話術が大事になってくると思います。つまり、我々に必要な能力とは1アンガーマネジメントで怒りを抑える 2冷静になって客観的に相手に話す。 3相手を論破しようとせず、これからどうするかについて話し合う 
 ポイントは相手の身にもなって、世間の身にもなって考えることです。また、もし会話が成立しない場合は第三者の力を借りたり、いっそのこと一度離れるなどと方法は色々あります。論理思考力と客観的思考力を身につけて生産的な会話を目指しましょう。