最年少市長になった物語 | こすげお散歩ゆ~の路(みち)

最年少市長になった物語

小菅は梅雨空のドンヨリとした曇りで、まさに「いまにも雨がおちてきそうな」天気です。
今日は第5回目の座学があるので、午後からまた東京に向かいます。

さてさて、いつも実習の話などしておりますが、今日は最近読んだ本の紹介でもしてみようかと思います

今回ご紹介するのは、「首長パンチ最年少市長GABBA奮戦記」樋渡 啓祐著 です。



小菅を応援する学生コミュ-首長パンチ


著者は武雄市出身の現職市長(以下、樋渡氏)。
2006年、現職を破り当時の全国最年少の36歳で市長として当選した東大卒の元・総務省キャリア組。

総務省に勤めてたけど、軽く口にした言葉(本心?)で一発沖縄左遷。がむしゃらで無鉄砲な感じだけど、すっごいアイデアマン。

そんな成果が認められまた中央へ。

叩かれてもまた起き上がるその姿勢とたくましさ。


樋渡氏は、高校の時に町長の講演を聞き、いつか首長になりたいと思ったそうです。

この本は、さすがにツイッターとかブログをよくやっているだけあって、読みやすくて解りやすい!ドラマか映画の小説を読んでいるような感じで、スラスラと読み終えることができる。また市民病院問題に関わるドロドロとした裏事情は、本当にこんなことがあるんだなぁ~ こんなことまで書いてるんだ(^^; と思う一文も・・・・


いま就職とかで悩んでいる3・4年生にも、これから大学進学する高校生にも、まだ夢や将来のやりたい事なんて考えてないよって思っている中学生でも読める一冊。


印象に残った一文を引用して・・・


「僕が沖縄で学んだことの中でいちばん大切なこと、それは、人は人と人との間に入っていかなければならないということだ。人と人との間で生きていくからこそ。人間なのだ。」

そしてふと思ったこと・・・

源流大学は、村人と村人の間にはいれているのだろうか?

インターンに来る学生は、村人と村人の間にはいれているのだろうか?


協力隊は、村人と村人の間にはいれているのだろうか?


樋渡氏は、市民病院の民間移譲で医師会と、チョーもめてるみたいだけど、それは既存のやり方を変えようとする樋渡氏に反発する力。


本当に町が良くなるのは、どっちなのかはっきり言って分らないと思う。樋渡氏の民間移譲が上手く行けば、成功事例になるだろうけど、失敗したら地域医療は崩壊し町の財政も破綻。。。。


一寸先も闇


だけど、己の信念を信じて突き進む時は、進まなくちゃいけないんだな。


ここにはそれを応援してくれる地盤はあるのか?


それとも、出る杭はうたれるのか?


杭が出る前に、埋められちゃうのか。