母は昔ここでカラオケスナックを開いていた。場所はいくらでもあるので広い宴会場にして舞台で踊れるようにしたらしい。
もう30年も前のことでその頃私は神奈川で子育てに必死だったから全く知らない。
先日突然いい出した。あの時に使ったお皿があるはずだ。50枚作ってカラオケの名前も入れた。それをいつもおかずを届けてくれる〇〇ちゃんに何枚かあげたいと。
母にとっては思い出の皿かもしれない。でも先日私が台所を片付けていたらもうかなり古びていた そんなものを人にあげて喜ぶと思っている母。私は曖昧に返事していた。
ところが〇〇ちゃんが先週の土曜日に来てくれた時私は腕を蜂に刺されて病院に行ってきたばかりだった。薬をつけて包帯でグルグル巻きになった腕を見て彼女はビックリしていた。それなのに母は「はやくあの皿を探してこい」と言った。母はそういう人だ。自分の言うことに絶対従わせるのが母の性格
〇〇ちゃんは母に言った。「いつでもいいよ。それよりコッシーちゃんのことが心配だ」と。母は畑に半袖で出ていたほうが悪いと知らん顔をしていた。〇〇ちゃんは呆れて帰っていった。
そして今日「やっぱりあの皿を探せ」と言った。あんまりうるさいから物置から掘り出してきた。もう薄汚れていてこのままでは使えない。私はハイターで綺麗にしようと思ったらなまえはけすなよ!と指示してきた。じゃあ自分で洗ってといってそのまま玄関に置いといた。
汚いお皿が20枚とプラスチックの蓋と。そのあと母はどうしたか台所の戸棚を開けて必死で2枚見つけたようだ。そして呟いた。絶対50枚はあったはずだ😠 その皿を見つけて今さらどうするつもりなの?人に見せて自慢したいだけ?昔はこんなに盛大に人を集めていたんだと。
母は最近元気になってきてそれは嬉しいがとても口うるさい 黙って寝ているのが飽きたというわりにはデイサービスは嫌だという。こうして自分のワガママを長年通してきたんだから今更変わるとは思えない。だから私はイライラしたら目先を変える。
とうもろこしでも植えてこようかな〜。私の敵はカラスやムジナやアワノメイガだ。今年こそ美味しいとうもろこしを食べるぞ。負けられません、勝つまでは✊