《善因善果、悪因悪果》

この言葉はずっと昔、私が若い時に父から聞かされた。父は宗教とか哲学にとても興味を持っていた。


戦争中は横須賀海軍にいて終戦後この実家に戻ってきたが胃を悪くして10年位部屋で寝込んでいたらしい。父はバイオリンを持っていて時々弾いてきかせれくれた。でも都会の雰囲気を漂わせていた父はおそらくこの地域には馴染めなかったと思う。


それに比べて母はとても社交的だった。誰とでも仲良くなっていつも仲間と一緒に行動していた。そんな生活を何十年も続けてきたが回りの人達は一人づついなくなった。今母はこの地域では最高齢だおばあちゃん でもつまらないと言う。友達が一人もいない。


長生きなんてするもんじゃない😫 それが口癖だった。早く皆の所に行きたいスター 


私は実家に戻ってからの3年間はずっと側にいて母のワガママをきいてきたが度々衝突していた。『オレは皆にいい人だと言われる』と自慢していたが娘にとってはとんでもない人だ💥 


でもこうして寝たきりになってご飯も食べられなくなって点滴でどうにか命を繋ぐようになると急に弱気になる。毎日

夕方になると言う。もうダメだー。今夜◯ぬと。私と兄はその言葉に振り回されるダッシュ まだ葬式の準備もしていないしその気にもなれない。


昨日往診に来られた主治医が言った。まだまだ大丈夫だと。そして枕元には酸素吸入の機械を取り付けてくれた。もう全部先生にお任せだ上差し



父はもう10年以上前に亡くなったがその時は診療所に1ヶ月入院していて私は昼も夜も付き添った。何もできないけれど父を一人で逝かせたくはなかった。だから後悔していないし今も父が見守ってくれていると思う。


そして父がよく言ってた言葉を思い出す。木を育てる時は根っ子が1番大事なんだと。強い根っこさえあればあとは自然に育つらしい。だからかな?果樹栽培を始めた時に根っ子ばかり見ていた私。『そんなことばかりやってたら枯れるぞおばあちゃん』と母が注意した。いやいや、これはまだ研究段階だからおいでと言ったが最近ようやく気がついた。強い根っ子を作るにはキノコをくっつければいいんだってことにね。


今手元にはツチグリ菌のサンプルが10袋くらいある。


来週あたりから暖かくなるとその効果が薄れてきそうでコワイガーンそこでNPOのSさんに預けることにした。事務所には大きな冷蔵庫があっていつも空いてるからと言っていただいた。


またいつかどこかで実験できるチャンスが来るかもしれない。それまで大切に保管してもらおう。とりあえず今は母のお世話で忙しいからねアセアセ


さあ、今日も頑張ろうグー