排水設備工事責任技術者

給水装置工事主任技術者を取得した流れで、こちらの資格取得をすることになりました。

 

給水装置工事主任技術者は、会社の勉強会を通して取得しましたが、その勉強会のメンバーでチャレンジしましたダッシュ

 

 

(1)排水設備工事責任技術者とは

主な仕事は下水の処理に必要な排水装置工事の計画から施工、メンテナンスまで一通り行います。
排水設備とは家庭や企業から出る汚水を受け止め、公共下水道に引き込む装置(排水管など)全般を指します。
また、各都道府県や市区町村の条例で登録された「下水道排水設備指定工事店」でなければ排水設備の設計や施工を行うことができません。
この指定工事店となるためには、1名以上の排水設備工事責任技術者の選任が不可欠です。
そのため、下水関係だけでなく住宅管理やメンテナンス業でも欠かせない資格となっています。
清潔な住環境の要となる下水道の設備・点検を担う重要な仕事と言えます。

 

 

(2)受験講習会

日本下水道協会埼玉県支部により、テキストと例題集を用いた講習会が行われました。

特にこの講習会の参加は強制的では有りませんが、試験合格するには、参加した方が無難です。

 

 

(3)勉強方法

講習会で配布された例題集を丸暗記です。

用語の意味をあまり理解していませんでしたが、問題文、選択肢、解答を丸暗記です。

 

 

(4)試験

試験日:2008/11/16(日)

試験会場:埼玉県蓮田市立蓮田中学校

試験時間:2時間(試験開始後1時間で退出可)

解答方法:択一式、穴埋め式、○×式(記述は有りません)

 

講習会で配布された例題集がそのまま出題されました。

例題集に40問有りましたが、その中から確か30問出題されました。

例題集以外の問題は出題されませんでした。

中学校の教室内で受験しましたが、試験開始1時間で殆どの受験生が教室から退室しました。

退出しなかった受験者は、恐らく独学か、或いは講習会に参加していても勉強していなかったものと思われます。

 

排水設備工事責任技術者試験 試験問題の形式について

日本下水道協会では、全47都道府県の試験実施機関で実施する排水設備工事責任技術者試験の試験問題を提供しております。
提供する試験問題の形式は、次のとおりになります。
(1)試験問題は、地域性を排除した全国共通的な内容です。
(2)試験問題の出題範囲は、下水道法令及び「下水道排水設備指針と解説」の項目です。
(3)試験問題の出題設問数は、30問です。
(4)試験問題の出題形式は、択一式、穴埋め式、○×式を組み合わせたものです。
(5)試験問題の解答方式は、マークシート方式です。
(6)試験問題の満点は、100点です。(法令:30点、技術:70点)
(7)試験問題の合格基準は、総得点70点以上かつ法令・技術の各区分の得点率が50%以上の者です。
※試験実施日程等の詳細については、各都道府県の試験実施機関にお問合せ下さい。

 

 

(5)試験結果:合格

会社で一緒に受験したメンバーも全員合格でした。

 

排水設備工事責任技術者証

 

 

(6)更新講習

排水設備工事責任技術者の有効期間は5年間です。

登録された責任技術者は、5年毎に技能の維持確認および法規等の習得を目的とする更新講習を受講しなければなりません。

私は今までに2回、埼玉県下水道協会主催の更新講習に参加しました。

 

①2012年:埼玉県 春日部市民文化会館

②2017年:埼玉県 草加市文化会館

受講手数料:4,000円でした。

2時間当日配布のテキストを基に、講師の話を聞くだけで、特にテストなど有りません。

講習修了したら、各市町組合の下水道担当課(私は越谷市建設部下水道課)に、登録更新手続きの申請します。

 

 

(7)注意点

①排水設備工事責任技術者の試験は都道府県ごとに行われ、受験資格も都道府県によって違います。

排水設備工事責任技術者試験の各都道府県における実施機関

埼玉県下水道協会

よって各都道府県における実施機関のHP等を確認の上、試験実施要項を確認して下さい。

 

②受験した当時(2008年)、講習会で配布された例題集を丸暗記で、試験合格出来ましたが、現在もそれが通用するか不明です。

また、上記(7)①の通り、各都道府県で講習会内容、受験内容、出題内容等が違うので、各自受験する都道府県に確認して下さい。

 

③排水設備工事責任技術者の有効期間は5年間です。更新講習を受講し、登録更新の手続きが必要です。

 

 

(8)まとめ

・排水設備工事責任技術者試験は、各都道府県単位で実施されています。

・試験に関するお問い合わせは、実施機関までお願いします。

・出来たら受験講習会に参加した方が良いです。

・排水設備工事責任技術者の有効期間は5年間で、更新講習→登録更新が必要です。

 

 

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