毎日複数の「インカ帝国より愛を込めて」というメールが来ます。
さて、月に一度のイタリアンがないまま9月が終わろうとしていることに気付いてしまいました。
誰も期待していないのは知りつつ、やらねばということで早くも「月に1度のユーロ」に企画を変更しつつ、9月分滑り込みセーフ(^^;
僕が中古盤店で購入したトーキング・ヘッズのRemain in Lightは、恋仇がその中古盤店に売却したものであった、というハナシを少し前に小さく囁くように書きました。
その後彼とは特にいろいろあったわけではありません(貸した1万円返してもらってないくらい?)が、その彼が僕に強く薦めてくれたのがドイツのシンフォバンド、エニワンズ・ドーターの2作目(セルフタイトル)でした。
このお嬢さんが誰かのムスメ? なんともプログレなジャケットですね
輸入盤が2千円以下で買えた頃なのに独盤のせいか2900円したのが記憶に残っています。最初に聞いた印象はメロディが素人にも作れそうな感じだな、というものでした(ベタに甘いメロディといいましょうか)。
ところが数年前から聞き漁ったシンフォ群の中では個人的にいちばん、と思うバンドになってしまっています。
エニワンズ・ドーターは86年に活動休止するまで5作のスタジオアルバムとライブ2作(うち1作は21世紀にリリースされていますが)を残しており。01年に復活してアルバム2作(当初の叙情性は大幅に後退してしまってました)発表しています。
忌まわしい(麗しい)想い出のあるこのバンドですが、ここ数年プログレにはまりユーロ聞き漁るうち、メロディの甘美さでは図抜けている存在な気がしてほとんどのアルバムを聞きました。
唯一実質ラストアルバムのNeue Sterneだけ聞いてません。
以下が彼等の主なアルバム群です。
ジャケットはオト現してます♪
今日紹介するのは84年にリリースされたライブ盤です。
お恥ずかしいのですが手元にあるのはCDRなので、正確な資料がありませんが、それまでの彼等の代表的な楽曲十数曲を収録しており、ラストはバンドのテーマ曲とも言うべき、けっこうハードなAnyone's Daughter(10分を超える演奏です)で幕を閉じます。
このアルバムから2曲を試聴できるようにしてみました。
まずはたいへん美しい旋律でウェットンさん?というようなナンバー。続いてはUKを少し思わせながらもジャーマンロックらしいキーボードワークが光る少しプログレなナンバーです。
極美シンフォ、などという安易な表現がこのバンドの場合ハマります。正直言いまして、個人的に最近シンフォは少し食傷気味です。
ですが、このAnyones's Daughterならいつ聞いても、美味しい透明な水のように五臓六腑に染み渡ります。
フィーチュアされているキーボードがメインかとは思いますが、ロングトーン多用のギター、手数が多くいわゆるジャズロック風なドラム、さらにはジョン・ウェットンを想わせる甘いヴォーカルなどがたいへん魅力的です。
別にプログレ・ファンでなくても耳に馴染みやすと思います。
ライブではUK(ウェットン、ブラフォード、ホールズワースの)のナンバーも演奏しますよ♪
ライブといえど無駄な音が無く、スタジオ盤かとさえ思ってしまう正確な演奏(ある意味クール)もナイスですね。
3作目のPiktors Verwandlungen もライブ録音(ヴォーカルが入らないかわりに詞の朗読が入ったりしますがこのアルバムがいちばん僕は好きです)なのですが、しばらくの間スタジオ作だと思っていたくらいです。このアルバムについては過去記事
もあります。