高齢になると、体に様々な変化があるのは誰もが理解していることです。
背中や腰が曲がる症状も、あんなに丸くなってしまうのかというほどの曲がり具合になっている人を、見かけたことがある方も多いでしょう。
さらに、骨の密度が無くなりもろくなった結果、骨折もしやすくなります。
高齢になってからの骨折は歩けなくなる危険があり、運動を控えてしまう方も多いですが、運動をしなくなるとさらに骨が弱くなってしまうという悪循環もあります。
こうした中、最近分かってきているのが、骨折で背中が丸くなってしまっている可能性があるということです。
背骨が潰れたようになり、真っ直ぐな姿勢を維持できないようになるのです。
海外では、こうした高齢者の体についてもたくさん研究が行われています。
中でも、潰れてしまった背骨の中にしぼんだバルーンを入れて膨らませることで、潰れた骨を広げて医療用のセメントで骨を形作る方法です。
この方法であれば、骨が再生しにくい高齢者であっても直ぐに形が整って、回復に繋げる事が出来ます。
日本でもこの治療法は取り入れられてきていますから、背中が丸く腰が曲がってしまったばっかりに、運動しにくい人がいましたら、一度病院で骨折の疑いがないか確認してもらうと良いです。
また、元々の骨がなければ医療用のセメントを入れることも出来ないので、普段からの食事に気を使っていくことが肝心です。
運動量が少ないと食べる量も減りますが、骨を作るのに必要な分まで栄養素を取らなければならないのです。
脳や心臓など重要な所に先に栄養が行きその後、骨などに栄養が行くことになるため、高齢者は食べる量が減って当たり前という考え方ではダメなのです。
健康のため野菜中心の食事にしてしまう人も増えていますが、動物性のたんぱく質も取るように心がけましょう。
脂分が食べられなくなった方は、鳥のささ身や豚肉の赤身などが良いですし、脂身がある肉でも長時間煮込んだりすることで脂分をなくすことができます。