と、いうことで。
さっそくスーパーの中に両松葉杖で入った。
両松葉杖はカートはもちろん、買った物を持つ事さえできない。
前もってネットで、松葉杖での買い物方法を調べてみたんだが、お腹でカートをポーンと押して追いかける方法や、片方の松葉杖を小脇に挟んでカートをポーンと押して追いかける方法が載っていた。
これじゃラチがあかない。
私が考えたのは、店員さんに許可を取ってメッシュのバッグを買い物カゴ代わりにする方法!
幸いメッシュのデカいバッグを持っているので、スーパーに着いてから店員さんに確認を取る。
店長さんに許可を取ってきてもらって、さぁお買い物♪
今日は車で来たし両松葉杖だから、足は痛くならなくて快適
でも思ったよりバッグに商品が入らない。
今日じゃなくていい物は省いて、必要な物だけをバッグへ入れた。
レジに行って、メッシュのバッグからエコバッグへ入れてもらった。
我ながら良い方法だったから、しばらくはこの方法で行こう🎵
レジが終わって、さぁ車へ…と思っていたら、知らない男の人(30代くらい)が、
男の人 荷物大変でしょ?持ちますよ!
私 あ、大丈夫ですよ。ありがとうござ…
と言い終わらないうちに、男の人はエコバッグをひょいと持って歩き出した
私 あ!ありがとうございます。
男の人は、きっと普通よりゆっくりと私の前を歩いていたのだろうけど、私にはかなりの早さに感じて、追いかけるのが大変でコケそうで怖かった。
男の人 車ですか?
私 はい、すぐそこに停めてます。
車の前に着いて荷物を
男の人 はい。渡して大丈夫ですか?
私 はい、ありがとうございます。助かりました。
追いかけるのが大変だったけど、荷物を肩にかけての松葉杖は不安だったのでとても助かった。
思ってもなかなか行動に移すのは大変だと思う事なのに、スマートに手助けしてくれるなんて、なんて優しい人なんだろう。
できればもう少しゆっくり歩いて頂けると、更に助かります
他にも、いつも行くコンビニへ行った時、ここは観音開きの重いドアで、自動ドアじゃないんだ!と思ってたら、中にいた店員さんがわざわざカウンター内から出てきて扉を開けてくれた。
その店員さんは帰りも、私のレジ打ちが終わったらサッと先回りしてドアを開けてくれた。
違う日は丁度入るお客さんが開けてくれたりもした。
違う日に、スーパーでエコバッグに詰め替えている時、うっかり松葉杖を倒したら、さっと松葉杖を拾ってくれたり。
みんな優しさに溢れている。
この記事を書いているのは5月初旬。
当時の事を思い出して書いているのだが、骨折してから今まで本当にたくさんの人に助けてもらった。
たくさんの人から優しさをもらった。
何度か私が遅くて邪魔で舌打ちされた事もあるけど
足が治って普通に歩けるようなったら、必ずもらった優しさの輪を次に繋げようと思う。
元々、非常識な人を注意するのに全く躊躇をしない性格だから、惜しげなく繋げよう。