評価:4.8

 マッドマックス怒りのデスロード前日譚。復讐の女戦士フュリオサが復讐者となるまでを巨匠ジョージ・ミラー監督が描く。

 

良かった点

・フュリオサの生い立ちから成長していくまでを丁寧に描いている。

・ガスタウンやバレットファーム、緑の地といった新しい土地を見ることができる。

・イモータンジョーやリクタスといった、前作キャラも登場。

・小道具やバイクのデザインのセンス。オリジナリティに溢れている。

・世界観を壊すことなく、マッドマックスらしさ全開。

・銃撃戦などF P Sの様なゲーム的な演出が良かった。

 

悪かった点

・マックスの不在。

・バイカー集団がウォーボーイズに喰われていた印象。

・緑の地の人々のその後が不明な点。

・上映時間の長さ。

・ストーリー重視のためアクションは控えめ。

・前作よりスピード感、狂った演出が減少。

 

まとめ

 傑作に限りなく近い良作といった評価。あくまでもフュリオサのオリジン的な映画となっているため、怒りのデスロードの様なド派手なアクションを期待するのは間違い。ストーリーを楽しむこと、世界観が拡張されていくことに面白さを感じることが出来ればよしと言えるだろう。これを見たら必ず怒りのデスロードも見て欲しい。