私たちはコソボの首都、
プリシュティナ市内に拠点を持っています。
プリシュティナ市の西側に
フーシェコソボ市という市が
あるのですが、
私たちのオフィスはプリシュティナ市の
中でもかなり西側の、
フーシェコソボ市に近い位置にありました。
コソボに進出をした当初は、
じっくりと物件を見てまわる時間も
少なかったため、
そのオフィスに決めたのですが、
現地に根付いていろいろと調査を
しているうちに、
現地の相場感覚というものが根付いて
きます。
さらに人脈も広がり、現地のより濃い
情報が入ってくるようになりました。
そして調べているうちに、
当初のオフィスよりもさらに広くて、
そして立地も首都プリシュティナ市の
中心部に近く、さらに賃料が当初のオフィス
よりも安い物件があることがわかって
きました。
立地が良くなって、広くなって、
グレードが上がって、なおかつ
家賃が安くなる。。
これなら移転をしない理由がありませんね。
あるとすれば、引越しの手間と労力、
各種変更手続きの労力とコストですが、
それを差し引いてもメリットのほうが
大きいと判断しました。
そしてこのたび、
思い切って事務所をプリシュティナ市の
当初のオフィスは少々不便な場所に
あったため、
実はお昼を取るのも一苦労でした。
歩いていけるお昼の選択肢が
３ヶ所くらいしかなくワンパターン。。
お昼の話は半分冗談としても、
やはり情報というものは
立地によって入ってくる密度が変わります。
六本木ヒルズが出来た当初、
多くの新進企業や有名企業が
こぞって入居を争いました。
もちろん企業のブランドイメージや
宣伝効果も理由の一つですが、
その中でも最も有力な理由の一つとして、
「情報は中心部に集まる」
ということが挙げられます。
その時代時代において影響力を
持つ企業や人々が集中する場所には、
似たような企業や人々が集まります。
そしてそのようなコミュニティの中で、
情報が早く入ってきたり、有益な情報が
入手できるという大きなメリットがあります。
それと同様に、首都の中心部、
つまり国の中心部にオフィスがあるという
ことは、
それだけ有力な人との繋がりや、
有力な情報が入ってきやすくなるという
大きなメリットがあります。
そして今回、新しく移転したオフィスの
場所はコソボ政府ビル、コソボ国会、
EUコミッションビルなども徒歩圏の
まさに国の中枢部。
どのような知り合いができて、
どのような情報が入ってくるのか、
今から楽しみです。
コソボまでいらした際には、
ぜひお立ち寄りください。
今後もより良い情報を入手して、
随時発信していきますのでよろしく
お願いいたします！
P.S.
ちなみに今回の引越しにかかった費用は、
７～８人の作業員、２台のトラックを
フル稼働して、総額３００ユーロでした。
日本と比べると、激安ですね。。