コソボで、今も緊張続いているというミトロビッツァを現地確認 その2 | コソボ情報満載!日本とコソボの架け橋を目指すブログ!

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日本とコソボの架け橋を目指すべく、日々コソボの情報を発信しています。 
コソボがどんな国か?過去の紛争の情報しか知らない方がほとんどです。

前回に引き続き、ミトロビッツァの様子をレポートします。


今も緊張が続くといわれるミトロビッツァという
コソボの地方都市を訪れてみました。

街を分断していると言われる川には、
モダンな感じの橋が掛かっていて、
セルビア側には盛土のバリケードがありますが、

歩道は普通に通れるようになっています。


一応、軍用車が1台、警備兵が2名ついていますが、

橋を渡り切る分には、特に何も起こりません。

止められもしませんし、変な顔もされません。


おそらく、「危険だ」「緊張している」と言われると、
渡ってみたくなる類の観光客が沢山来ており、
日常の光景となっているもの、と思われます。(我々もその一味です、、)


渡った先は、小さな広場になっていて、

セルビアの国旗模様が目立ち、

看板の文字は、見事にキリル文字セルビア語に切り替わります。

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タクシーの運転手のおじさんが、何か来たぞ、

という感じでこちらを見ますが、すぐにスルーで受け流されます。。


人が集まる「表通り」というような感じの通りをとりあえず進みます。

カフェには人がいっぱいですが、

やはりセルビア人エリアということで街の雰囲気が違います。



アルバニア人地域との印象の違いは、、

・どことなく街の気配が暗い(復興の進みが遅い感じ)

・外国人慣れしている(アジア人が来たくらいで騒ぎにならない)

・人々の背が高い、

・西欧風の顔立ち、今どきの髪型(笑)が多い

・みやげ物屋、、がある


セルビアのディナールとユーロの両方が流通していて

ディナールは単純に、ユーロの100倍の額面、という感じです。


バルカン地域に展開している ProCredit Bank のATMがあったので

トライしてみると、ディナールでは引き出せずユーロのみ。。

ちょっとがっかりです(苦笑



その他、国際的な銀行や企業が出店しており、全く普通に市民生活が

行われていますが、

緊張という点では、やはりどこか緊張した雰囲気があり、

イタリアの治安部隊がパトロールをしていました。


確かに、セルビア人だけになり、一気にキリル文字に切り替わる

変わり様を見ていると、

アルバニア人はこのエリアには入れない、、ように思います。



平時は至って平和、、とはいえ、変にトラブルになると申し訳ないので

とりあえずおとなしく行動、、

記念に食べ物屋さんを探すも、ぱっと軽食屋が見つからず、

仕方が無いので少し奥まったところにあるピザ屋に潜入。

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お誕生会をやっている感じのグループ客の隣で、

妙に美味しいモッツァレラのピザを頂いて戻って来ました。


食品などは我々には目新しいものも多く、

流通は、若干アルバニア人のコソボエリアと異なる印象も受けました。




最初の広場に戻ると、紛争の被害を紹介するパネルが設置してあり

見てみるのですが、全てキリル文字。。

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いちおう英語を併記して、国際アピールしたほうが良いのでは、、

と思うのですが。。



その後、帰りの橋も問題なく渡り、

再び活気のあるアルバニア人居住エリアに戻りました。




※あくまで、緊張しているとされるエリアですので、

この記事は、北側エリアに行くことを推奨しません。

トラブルなどの際に周囲にかける迷惑を考慮しつつ、

あくまで自己責任で訪問しています。