今も緊張が続くといわれるミトロビッツァという
コソボの地方都市を訪れてみました。
街を分断していると言われる川には、
モダンな感じの橋が掛かっていて、
セルビア側には盛土のバリケードがありますが、
歩道は普通に通れるようになっています。
一応、軍用車が1台、警備兵が2名ついていますが、
橋を渡り切る分には、特に何も起こりません。
止められもしませんし、変な顔もされません。
おそらく、「危険だ」「緊張している」と言われると、
渡ってみたくなる類の観光客が沢山来ており、
日常の光景となっているもの、と思われます。(我々もその一味です、、)
渡った先は、小さな広場になっていて、
セルビアの国旗模様が目立ち、
看板の文字は、見事にキリル文字セルビア語に切り替わります。
![$コソボ情報満載!日本とコソボの架け橋を目指すブログ!-ミトロビッツァ5](https://stat.ameba.jp/user_images/20130403/01/kosovodiary/35/1b/j/t02200165_0640048012485485638.jpg?caw=800)
タクシーの運転手のおじさんが、何か来たぞ、
という感じでこちらを見ますが、すぐにスルーで受け流されます。。
人が集まる「表通り」というような感じの通りをとりあえず進みます。
カフェには人がいっぱいですが、
やはりセルビア人エリアということで街の雰囲気が違います。
アルバニア人地域との印象の違いは、、
・どことなく街の気配が暗い(復興の進みが遅い感じ)
・外国人慣れしている(アジア人が来たくらいで騒ぎにならない)
・人々の背が高い、
・西欧風の顔立ち、今どきの髪型(笑)が多い
・みやげ物屋、、がある
セルビアのディナールとユーロの両方が流通していて
ディナールは単純に、ユーロの100倍の額面、という感じです。
バルカン地域に展開している ProCredit Bank のATMがあったので
トライしてみると、ディナールでは引き出せずユーロのみ。。
ちょっとがっかりです(苦笑
その他、国際的な銀行や企業が出店しており、全く普通に市民生活が
行われていますが、
緊張という点では、やはりどこか緊張した雰囲気があり、
イタリアの治安部隊がパトロールをしていました。
確かに、セルビア人だけになり、一気にキリル文字に切り替わる
変わり様を見ていると、
アルバニア人はこのエリアには入れない、、ように思います。
平時は至って平和、、とはいえ、変にトラブルになると申し訳ないので
とりあえずおとなしく行動、、
記念に食べ物屋さんを探すも、ぱっと軽食屋が見つからず、
仕方が無いので少し奥まったところにあるピザ屋に潜入。
![$コソボ情報満載!日本とコソボの架け橋を目指すブログ!-ミトロビッツァ6](https://stat.ameba.jp/user_images/20130403/01/kosovodiary/64/ce/j/t02200165_0640048012485485639.jpg?caw=800)
お誕生会をやっている感じのグループ客の隣で、
妙に美味しいモッツァレラのピザを頂いて戻って来ました。
食品などは我々には目新しいものも多く、
流通は、若干アルバニア人のコソボエリアと異なる印象も受けました。
最初の広場に戻ると、紛争の被害を紹介するパネルが設置してあり
見てみるのですが、全てキリル文字。。
![$コソボ情報満載!日本とコソボの架け橋を目指すブログ!-ミトロビッツァ7](https://stat.ameba.jp/user_images/20130403/01/kosovodiary/ec/d6/j/t02200165_0640048012485485637.jpg?caw=800)
いちおう英語を併記して、国際アピールしたほうが良いのでは、、
と思うのですが。。
その後、帰りの橋も問題なく渡り、
再び活気のあるアルバニア人居住エリアに戻りました。
※あくまで、緊張しているとされるエリアですので、
この記事は、北側エリアに行くことを推奨しません。
トラブルなどの際に周囲にかける迷惑を考慮しつつ、
あくまで自己責任で訪問しています。