1月27日は、ジュゼッペ·ヴェルディの生誕200年です。
そんな日を記念して、コソボフィルハーモニーの特別講演。
多くの方に音楽に馴染んでもらおうということで、
コンサートは、市内のホールで無料で行われます。
*ジュゼッペ·ヴェルディとはイタリアの有名な作曲家です。
興味が有る方は、少し調べてみて下さい。
今回の指揮者は、コソボでも有名な日本人の柳澤さんです。
コソボやセルビア、日本でオーケストラを指揮しています。
前回、教会でコソボフィルの演奏を聞いた時には
いらっしゃいませんでしたが、今回は指揮されるようです。
どんな演奏になるか楽しみです。
そんな当日に、柳澤さんと二人でランチに行きました。
いろいろ考えられていますし、お話するだけでも勉強になります。
そんな柳澤さんが、今どんなことに取り組まれているのか?
コソボ紛争をきっかけとし、コソボとセルビアの間の文化交流が
止まっています。
その為、今年5月にコソボ人とセルビア人が協力して演奏する機会を
開こうと、模索されています。
そのコンサートをするのに、約170万円位かかるということ。
20名ほどの演奏者の出演料も含んでそのくらいで収まるようです。
音楽や文化に対して、まだ十分なお金を捻出できない国なので、
運営資金なども、ご自身でも集められているのだとか…。
本当に頭が下がります。
しかも今回は、コソボとセルビアの融合を狙っていますので、
両政府ともにコストの捻出が難しく、UNや日本企業など、コソボに
多少なりとも縁がある方に、依頼をしているようです。
柳澤さんと言えば、2006年からコソボも拠点の一つにして、
コソボフィルハーモニーの指揮者をされています。
そういう方がいらっしゃるから、我々もコソボの地で、
すんなり受け入れてもらうことができるのだと思います。
本当に感謝しなければなりませんし、何か協力できることがあれば、
どんどん協力していきたいと思います。