コソボとアメリカの微妙な関係。 | コソボ情報満載!日本とコソボの架け橋を目指すブログ!

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コソボ在住の日本人が書くブログ。
日本とコソボの架け橋を目指すべく、日々コソボの情報を発信しています。 
コソボがどんな国か?過去の紛争の情報しか知らない方がほとんどです。


先日からお伝えしているように、ここ最近コソボに対する
アメリカの支援の輪が広がっています。

ご存じの方もいるかもしれませんが、コソボの独立記念日は、
2008年2月17日なんです。

ということは、今年は独立5周年。
もちろん盛大に祝い、花火も沢山打ち上げられる様です。

コソボ情報満載!日本とコソボの架け橋を目指すブログ!-5周年

その5周年を祝う組織評議会にUP(プリシュティナ大学)が
選ばれています。

ちなみにUPは、創立43年目だとか・・・歴史ある大学です。
前夜祭のようなイベントが、2月15日から大学近辺で行われ、
独立5周年に華を添えるようです。

ふと出てきたニュースが、UP(プリシュティナ大学)とUSAID
(米国国際開発庁)の覚書書の締結。

何をするのかと読んでみると、行政の効率性を高める為に
人的・制度的な部分のスキル向上の為、アメリカの専門家が、
プリシュティナ大学に対して技術的サポートを行うというもの。

これにより、プリシュティナ大学の様々な部分に対して、
米国国際開発庁が影響を与えることになります。

コソボ情報満載!日本とコソボの架け橋を目指すブログ!-UP

と言うことは、もちろん独立5周年に対して、アメリカ側の意図が
組み込まれる可能性もあるということです。

アメリカにとっては、クリントン元大統領による軍事介入で、
コソボを独立させた経緯があるので、5周年という良い時期に、
新たなサポートを行うことで、その影響力をより強固なものに
したいのではないかという思惑も見え隠れします。

特にこの先のEU加盟、国連加盟、NATO加盟においても、
ヨーロッパ主体ではなく、後ろ側に回ってでも影響力を残して
置きたいのではないかと感じます。

オフィスの裏手にアメリカは大きな土地を取得しました。
その目的は、大使館と米軍基地の併用スペースです。

KEORの基地の向かい側でもある場所に移転するということも、
何かの思惑があるのかもしれません。

世界はまだまだ動いているのだということを実感できる出来事の
一つとも考えられますが、もしかしたら私の考えすぎ?なのかも
しれません。