コソボには、現在2つの電話会社があります。
しかし、専用の電話番号を持っていません。
どういうこと? 平たく言えば、借りているんです。
まだ国家として、国連で認められていないからなのか?
その正確な理由はわかりませんが、電話番号はありません。
私が契約しているのは、IPKOという電話会社です。
その電話番号は、『386』なんです。
386とは、スロベニアの国番号になります。
もう一つは、PTKという電話会社です。
ここの番号は、『377』。これはモナコの電話番号です。
コソボにある電話番号は、海外から借りてきたものしか
無いというのが、現状なんです。
そんなコソボが、遂に電話番号を持てるかもしれません。
気になる番号は、『383』か『384』良いのか悪いのか?
そこは問題ではなく、国として電話番号を持てることが
世界に認められるつつあることの裏付けなのだと思います。
ちなみにアルバニアの国番号は、『355』です。
もちろん、同じ番号にしたら?という意見もあります。
少し考えてみて下さい。もし同じ電話番号になったら、
大アルバニアを歓迎しない国からすれば、脅威です。
先日の2035年のアルバニア予想図にならないように
していくことが何よりも優先されます。
コソボも、国連承認・EU参加という目標がありますので、
自らその道を断つような判断はしないと思います。
セルビアがその流れを止めることも十分に考えられます。
そのためにも、コソボ北部における問題を解決する事が
必要になります。
もしかすると、電話番号の割り当ては、一時的なものに
なる可能性もあるようです。
コソボとしては、今回もらえる番号を恒久的な電話番号に
したいという考えがあります。
この辺りの交渉がどう進んでいのか?
セルビアがどのような反応を示してくるのか?
EU加盟に動く両国として、非常に慎重な判断をしないと
今後の交渉に影響が出るのだと思います。
私としては、コソボが恒久的な番号をもらえることを
切に願っています。