今までは、大人の病気と考えられていた慢性病が、最近では小学生にも多くみられるようになりました。
子供の肥満人口が1980~2005年の25年間で、約2倍に増えたというデータもあります。
肉料理や脂っこい料理、インスタントラーメン、ファーストフード、糖分の多いお菓子や清涼飲料水などの過剰な摂取が原因となっています。
また、朝食を食べなかったり、運動不足も子供の肥満につながるのです。
近頃世の中には、ダイエット器具やダイエット食品が氾濫しています。
そんな中で、特に女の子の間違ったダイエットによって、成長を損なう危険性が問題になっています。
肥満体質というものは、決して生まれつきのものではありまん。
間違った食生活が原因なのです。
子供のダイエットには、成長に必要な栄養素を充分に満たすことが大切なのです。
小学校高学年の女の子がダイエットをする場合、特に気をつけて摂りたい主な1日の栄養素は、エネルギーが1500~1750cal、タンパク質は70g、ビタミンAは1800IU、ビタミンBは1.0mg、ビタミンB2は1.1mg、カルシウムは700mg、鉄は12mg必要です。
世界保健機関は、肥満症などを防ぐために、砂糖や脂質、塩の摂取制限を示しています。
それによると、砂糖添加物は1日あたりの摂取量の10%未満です。
脂質は15~30%で、食塩は1日5g未満となっているので守りましょう。
繰り返して言いますが、子供のダイエットとは、成長に必要な栄養素はきちんと摂ることです。
そして朝食を抜いてはいけません。
また、しっかり身体を動かす事を心がけましょう。
それは、なかなか簡単なことではないかもしれませんが、大人に比べ子供の方が結果が出やすいものです。
また、子供の場合、短期間で効果が現れるので、ダイエットで少しずつ体重が減ることが楽しくなると思いますよ。