ウエスタン乗馬の本場テキサスでナチュラルホースマンシップを学ぶ旅 -2ページ目

ウエスタン乗馬の本場テキサスでナチュラルホースマンシップを学ぶ旅

そもそも馬をコントロールしようって考えが違うんじゃ?人馬一体の動きって、コントロールじゃないよな。じゃ何?って話だけど、その答え見つけにテキサスに3ヶ月滞在するんだ。その滞在記だよー。^^どんなハプニングがあることやら、お楽しみに。

●競走馬上がりのサクラとの関係を築くことに難しさを感じています。

今、木曽馬とサラブレッドの躾をしてます。

ある程度関係ができるまでは、毎日関わることが理想なのでしょうが、今のところ1週間に1回か、2週間に1の頻度です。

サラブレッドのサクラは、地方競馬上がりの牝馬です。

木曽馬と比べると、関係を築いていくのが難しく感じています。

ましてやYukikoさんのところの馬たちと比較すると、違う生き物のようにも感じてしまいます。

なんと言ったらいいのかなー。

すっと理解してくれないというか、ときどき

「そんなの私には関係ないわよ」

というような態度を見せるんですね。

一見、大人しくて素直そうに見えるけど、なかなかのクセ者でした。

15~6歳、もしくはもっと年を取った馬なので、仔馬のころは人間を尊重する関係づくりなんて意識されてなかったでしょうね。

それに、競馬の世界は扱う人がみんなプロだから、多少暴れようが気にせず調教してしまいます。

そういった関係を築くことに、必要性を感じている人が、まだまだ少なかった時代です。

なので、サクラ自身戸惑いを感じているようにも感じます。

もっとも、私の馬を感じる力がもっと向上すれば、サクラのような競走馬上がりの古馬でも、もっとすんなりと関係を気づけるのでしょうね。

最近は、競馬の世界でもナチュラルホースマンシップの考え方を、取り入れているところも増えてきているようです。

そんな環境で育った馬たちが、乗馬に転用された馬が、どんな感じなのか、とても興味があります。

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●馬から学ぶ子育て・人育てのコツ

久しぶりに馬のところへ行って来ました。

昨年の夏ころから月2回ほど、スッタフの方がお休みのときの交代要因として、ポニーランド長崎にお手伝いに行ってます。

昨日は行ってみると、休みであるはずのスタッフSさんがいました。

調教している3歳になるポニーのことで、ちょっと困っているとのこと。

名前は小春。

小春は生まれたときから、ずっとポニーランドで愛情深く育てられているので、人間に対して何の恐怖心もなく、とても大人しいポニーなんです。

ただ、乗るときに踏み台を持って小春の横に置くと、じっとしていられなくてクルクル動き回ってしまうのです。

なので、一通り午前中の作業が終わってから、小春の調教をしました。

調教というより、躾と言った方がいいですね。

試してみると、なるほど、じっとしてません。すぐに動き回ろうとします。

こんな時には、しっかっても逆効果。

で、小春が動き出したら、すぐに踏み台を取って、小春の動きについていきながら、動いたさきで踏み台を小春の横にまた置き直します。

それで動いたら、また取って置き直します。

その動作を淡々と繰り返すだけです。

・おとなしく立ちなさい!
・じっとできないなら、怒るぞ!
・なんでじっとできないんだ!


という感情は脇に置いて、馬と会話しながら、淡々と「動作」を繰り返すだけです。

すると、大人しく立ってくれる瞬間があるのですが、その瞬間を逃さず、私も動きを止め、それでいいんだよと、そっと頸をなでてあげます。

また動き出したら、同じ「動作」の繰り返しです。

そのうち、何度やってもじっっとしてくれるようになります。

この日の小春も、ものの5分程度で、じっと立っていられるようになりました。

Sさん曰く

・淡々マインドが大事なんですね。私が焦ってしまうんですよね。

とのこと。

焦ってしまって、

・おとなしく立ちなさい!
・じっとできないなら、怒るぞ!
・なんでじっとできないんだ!


というマインドになってしまう。

そうすると、馬は敏感にそのことを感じ取って、逆にバタバタしてしまいます。

馬がバタつくと、もっとイライラマインドが増幅、すると余計に馬はバタバタする。という悪循環に陥ってしまいますよね。

これって言うことを聞かない子に対応するときと、似てませんか?

かくいう私も、息子に対しては淡々マインド持てないときもありますが、そんなときはいつも馬との接し方を思い出しています。

馬が子育て・人育てのコツを教えてくれます。

●失敗してもいいんだよ、という気持ちを持つと。

日本に戻ってきて10日ほど経ちました。

テキサスに行ったときは時差ボケは感じなかったのですが、帰国してから、なかなか体内時計が戻らず、昼夜逆転の日が続き、ようやく昨日あたりから元の身体に戻ってきました。

といっても、夜9時には眠くなり、朝4時には目が覚める超早寝・早起きになってしまいました。

さて、帰国後のお話です。

自宅から車で30分ほどのところに、馬を飼っている福祉施設があり、暇ができるとそちらにおじゃましております。

テキサスに行く少し前から、スタッフさんのお休みのときの交代要員として、月に2回ほど馬と鶏の世話に行っていました。

馬の世話は、スタッフさんの指導のもと、施設の利用者さんが中心となってされています。

スタッフの方も、安全な運営のために、一生懸命に調教・躾をされて、とても大人しい馬たちです。

が、帰国後に同じ馬たちに接してみると、ちょっとした馬の仕草に、人を尊重していないことが読み取れました。

丸馬場に入れて、コミュニケーションをとろうとしても、まったく反応がありません。

日本ではナチュラルホースマンシップの馬の扱いを学ぶ機会が少なく、そういったところに意識を向けること自体稀なことかもしれないと、あらためて実感しました。

で、さっそくグランドワークや引き馬や飼い付けなどで、馬との関係づくりを初めたところです。

その成果ですが、たった1回、グランドワークをやっただけでも、これまで誰かに手綱を持ってもらわないと騎乗できなかった馬が、翌日には一人でも、じっと立って騎乗させてくれるようになっていたそうです。

別に、乗り降りの馴致をしたわけではありません。基本のグランドワークをしただけです。

今、馬と関わる上で一番意識していることは、

・失敗してもいいんだよ。

と、いう気持ちをもって馬と接すること。

そういう気持ちでいることで、馬に考えさせる心の余裕が出てくるように思います。

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