8月1日、文教厚生委員会の県外調査2日目。

本日は京都を視察しました。

 

 

まずは、京都府の助成事業「空き教室活用による老人福祉施設整備事業」を活用されている宇治市立 小倉小学校へ。

こちらの小学校の空き教室では企業により高齢者のディサービス施設が作られています。

 

こちらは小学校内にあるディサービスとのことで、小倉小学校には他の学校にはない『福祉委員』という係りがあります。

この福祉委員の生徒さんは昼休みにディサービスの部屋を訪問し、ゲームやクイズなどを企画して、利用者の方との交流を行っているそうです。

 

空き教室を利用することによって、交流や双方ともに安心できる関係を築くことができるなど、とても有意義な事業ではないでしょうか。

長崎でもこのような事業を行うことができないか、様々な面から考えていきたいと思います。

 

 

続いて向かったのが、京都府立鳥羽高等学校。
『スーパーグローバルハイスクール』としての取り組みについて調査させていただきました

 

『スーパーグローバルハイスクール』とは、文部科学省指定した『国際的に活躍できる人材育成を重点的に行う高等学校』のことです。

語学力だけでなく、社会の課題に対する関心や教養、コミュニケーション能力、問題解決能力などを身に付けたグローバル・リーダーとなれる人材の育成を目指す学校で、長崎では『長崎県立 長崎東高等学校』が指定されています。

 

京都府には、『府立高校海外サテライト事業』いう制度があり、約3ケ月という中期に渡る留学を支援する他、各種海外研修を支援する制度が充実していました。

長崎県は、高校生の1年間の留学への50万円の助成を打ち切り数年が経過しており、未来の人材ための支援制度の充実が必要だと思いました。

聞こえだけよくの「グローバル人材の育成」ではなく、実効性のあるものにしていきたいです。

 

 

最後に向かったのが、京都市役所です。

市役所にて、『健康長寿』の取り組みについて調査させていただきました。

 

 

様々なお話を伺った中、私が気になったのは『歯科医に協力をいただく、禁煙治療』です。

歯科医から情報提供をいただき、禁煙相談や治療を行う保健所へ繋ぐことのできる仕組みとなっていました。

 

今までは喫煙者本人の意思により始まる禁煙が、行政が指導をすることによって更に身近に感じることができ、サポートがあることによってより効果を発することができるのではないでしょうか。

 

もう一つ気になったのが、『青年期健診』。

これは健康診断受診率が低い、19歳から39歳までを対象とした健診です。

若者にも健康診断をもっと受診してもらうために、認知度アップの広報や健診を受けやすい環境を整備されていました。

 

若い方々は健診への認知度も低く、受診率があまり上がっていません。

しかし、若い内から定期的に健診を行うことで小さな異常などの早期発見ができ、未来へ繋がります。

 

長崎県でもぜひ導入したいと思いました。

様々な方の明るい未来のために、粉骨砕身、全力を尽くしたいです!