9月29日、本日は、文教厚生委員会3日目です。


福祉保健部、子供政策局の審査で、「佐世保市事案」について集中審査を行いました。




児童相談所へ6月10日に通報が行われていますが、個人情報保護、守秘義務等があり、児童相談所は通報内容を明らかにすることは出来ません。


個別ケースの相談があったことは認めました。


一部報道によると、「誰かを殺しかねない危険な状態、高1女子、給食異物混入事件」などの情報が通報の内容に含まれていたようです。


児童相談所は、この通報を軽く受け止め、個別相談として報告することをしませんでした。


厚生労働省の児童相談所の相談に関する指針では、「全ての相談ケースで必ず受理会議を行うこと」となっているにもかかわらず。非常に残念です。


私は本日の委員会で、「年間4000件を越える相談でも、限りなくグレーだと思い、関係機関や支援につながらなかったケースは追跡をすべき」と主張しました。


児童相談所は、命の最前線の現場です。以前から人員不足を指摘していました。職員の皆さんにも限界はあります。県費を投入し、適切な人員配置を行うべきです。


さらに、通報があった際に、もう一歩踏み込んで、関係機関が一同に介し、守秘義務に関する罰則規定がある「要保護児童対策協議会」を開催すべきでした。


今後は、教育委員会、児童相談所の対応、再発防止策について、検証、検討が始まります。