11月28日、本日も県議会の一般質問でした。
26日に議員有志で武雄図書館を訪問し、現在話題となっている反転授業のレクチャーを受けました。
武雄市ではICT活用の先進教育が行われています。
その目的は、児童生徒が授業により意欲的に望むことができる、教師が、児童生徒の実態をより正確に把握できる、授業では、学びあい=協働的問題解決能力を育成することができることです。
当初予算で3000台のタブレットPCを購入予定(3分の1は、佐賀県のスマートボードの整備に関する交付金活用)となっており、タブレットPCを市内の全小学生2885名に必要に応じて貸与します。
タブレット選考委員会で望ましい仕様を決め、12月議会終了後にブロポーザル方式で導入するそうです。
プロポーザルとは、主に業務の委託先を選定する際に、複数の者に企画を提案してもらい、その中から優れた提案を行った者を選定する方式を意味します。
まずは、算数、理科での活用をはじめ、授業の前日に反転授業(5分程度の映像(例図形等)+小テスト)を行い、新たに学習する項目の予習を促します。
具体的には、自宅での小テストを実施後、提出ボタンで全員分を教師のタブレットに送信し、個別の理解度の把握や校務の効率化に活かせるとのこと。その際、ネットの接続環境を調整し、授業以外では使えないようにするそうです。
1コマ(45分)の授業で、タブレットPCを使うのは5分~10分程度とし、グループワークや学習のまとめで使用します。コンテンツは教科書メーカーが無料提供。
また、タブレットPCのメーカー数社から、アフタケアーで人的支援も行いたいとの申し出もあるそうです。
しかし、ICT教育には教師のスキルが不可欠で、武雄市の教職員の皆さんは自発的にICTスキルアップセミナーを立ち上げ、熱心に研究を進めています。
武雄市での取り組みに期待をし、長崎県の教育環境の充実を考える上で参考とさせて頂きます。