4月18日から26日まで、同僚の浅田眞澄美議員と、行程の一部で宮崎県議会議員の井上議員とご一緒し、三人での初の個人視察を行います。


今は、フランクフルト行きの機内の中です。
どうして今どき、海外視察と言われる方もいらっしゃると思いますが、以前から、福祉施策で北欧に行きたいと強く思っていました。もともと、議員になってからの5年間、終始一貫して、子育て、教育、福祉、医療分野を中心に取り組んできました。


現在、長崎県議会では、「障害者差別禁止条例」制定に向け、各障害者団体、保護者、施設関係者との意見交換会を各地で開催しています。長崎市内での会場で、心に残る切実な一言がありました。


その方は、精神障害者の保護者で障害者施設の経営者の方でした。「娘は年頃だけど、コンクリのうちっぱなしにマット一枚、洋服もびりびり破るので、裸同然の状態だ。しかしながら、自分が24時間ついていれば、デンマークに行き、福祉施設の見学も出来るのだ。」「障害者には、娘には、生存権が認められていない」との嘆きの声でした。


私は、父親が現職の国会議員ですが、今まで、国会議員になりたいと思ったことはありませんでしたが、はじめて、その瞬間に国会議員になりたいと思いました。国で、どこに予算を重点的に配分するか、抜本的に制度設計をやり直さなければと思いました。


例えば、彼女に誰かが24時間、三交代でつければ、自分自身を傷つけることもないから、薄いマットじゃなく、ふかふかのベットで休むことが出来、洋服もちゃんと着たままで、誰かが側にいるだけで安心して毎日を過ごせるのではと思っています。


北欧は、消費税が高いが福祉が充実をし、障害者の方々が地域の中でごくごく普通に特別な生活じゃなく、暮らしている。という現状をこの目でしっかり見たいと思い、今回の視察となりました。まずは、県が関わる精神病院もありますので、少しでも障害者の方々の環境がよくなるように、しっかり先進地調査してきます。