マレーシアでの調査は、近年日本から定年後の移住先として人気が高いマレーシアのマイセカンドホーム様の取り組みをレクチャー頂き、毎週水曜日に実施している日本からの希望者向けセミナーにも参加しました。


マレーシアへの移住の条件は、資産1000万円預貯金、毎月の収入が30万円が必要となっていますが、10年のビザなので、定年前に申請して取る事がおすすめとのこと。更新は、申請するだけで可。


医療費の問題は、数年前から国民保険が海外でも適用となっています。籍を外れての移住者には、63歳まで加入できる民間保険(年間10万円くらい)、近年は日本人向けの介護サービス、介護施設も整備さ れています。(高齢者施設は6万~10万円くらい)150カ国でヨーロッパ人が1ヶ月暮らすのに必要なものをバスケットにいれて、どのくらい費用がかかる か調査したところ、高い順にロンドン、オスロ、東京、そして一番安いのがマレーシアのクアラルンプールとのこと。


なぜ、マレーシアが人気なのかを調べてみました
①長期安定ビザが取得出来る。

②物価が安く、月に7万円程度で暮らせる。

③優しい自然と気候 

治安がいい
⑤日本から近い

⑥500軒の日本食レストランと40軒の日本スーパー

⑦格安LCCも就航している。

⑧10、000人の日本人コミュニティーがある。


現在の日本の年金制度では、生活していくだけでも大変です。しかし、マレーシアだと余暇を十分に楽しみながら暮らすことが出来ます。(ゴルフ1回 2400円くらい)また、セカンドホームの特典として、通常200%かかる車の購入が無税になります。ちなみに、マレーシアでは日本車が人気で 50%のくらいのシャアを占めているそうです。


今回学んだことを、私たちは、離島の人口減少対策に置き換えて考えました。マイセカンドホームの代表にお聞きしたことは、「もし、マレーシアから日本に移住してくるとしたら、何が必要でしょうか?」。返答では「就労のチャンス」と「特養にすぐ入れる必要がある」「特養には、日本人でも42万人もの待機者がいるから難しい」というご意見を頂きました。


改めて、特養の待機者問題を考えさせられた共に、日本という国がこんなにも多くの高齢者の方々に負担を強いている現状を痛感しました。


山田 ともこ