こどものお医者さんのブログ -4ページ目

こどものお医者さんのブログ

日々こどもさん達の診療をする中で感じたこと、
3人育児の情報や時に愚痴などをつぶやいてます

ダニに刺されると怖い病気になることを知っていますか?

アウトドアシーズンが始まり、
自然に触れる機会が多くなる時期です。

暑さもあり、つい薄着で野山に入ってしまうこともありますが・・。

そんな時にコワ~イ目にあわないように用心が必要なんです。

それが「マダニ」です。

私は医学生のときに、
マダニに刺された人の写真を見る機会がありました。

大抵野山に入っていって刺されるのですが、
一見「ほくろ」?「いぼ」?って感じに見えます。

黒くもりあがる斑点を見つけたらそれがマダニ、です。
一度見たら忘れません(ノД`)

首元を刺されたり、
突然の尿意でパンツをおろしたら、
急所にくっつかれたり・・。

写真を見たその日から、
野山では絶対にパンツおろさない!と思いましたね。

かみつくと特殊な液体を出して肌に取り付き、
1~2週間も血を吸い続けるとか・・。
(麻酔みたいな液体を出して感覚を麻痺させるので
この間気づかない)

本当に嫌な虫ですよね(汗)

マダニに食いつかれたならば、
変に引き剥がすと体液を人の体に吐き出したりするので、
まずは病院へ。

これだけならば虫刺されってことになるんですが・・。

このマダニが病原体を持っていると厄介なんです。

マダニが媒介する病気には、
日本紅斑熱ライム病といった病気もありますが、
最近これに加えて「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」という
病気を発症することが分かりました。

熱性ですから発熱して、
血小板は血を固める成分なので消化管(口や腸など)から出血する病気です。

潜伏期間(刺されてから症状が出るまで)が約1~2週間だそう。

野山に入って、しばらくして体調を崩した場合には
注意する必要あり、ということですね。

これからは外来でも、
しばらく前に山に行った?と聞くように
意識する必要がありそうです。

(対策)

・ 山に入るときには、なるべく肌を露出しない、

・ 帰ったらすぐに着替えてシャワーをあびる

(マダニが取り付いてからかみつくまでしばらく動き回っている
性質があるため)

夏の真昼の意外な恐怖・・・
皆さんもどうぞ気をつけて下さい(;´д`)