流山子育てネットのブログ

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流山市内子育て支援者間でのリレーブログです。

 

2024/01/21

なんでやねんすごろく大会!無事に終了いたしました。大人30名子ども18名に参加していただきました!

けっこうな雨降りだったので心配していましたが、皆さん頑張ってきてくれてありがたかったです。

昨年、なんでやねんすごろくに出会った時、これはもっと流山のこどもにもおとなにも紹介したい!と思いました。そして、これを作った浜田進士先生に直接話しを伺いたいと思いました。浜田先生は奈良県在住で千葉までは遠いのですが、「引き受けます!」と言って下さり、オファーから一年越しでしたが、本日実現いたしました。

今回は、子どもは5歳から中学生まで、大人は子どもの保護者、子育て支援団体、市議会議員、市役所の職員、大学の先生など年齢層も大人の職種も多種多様。そんな中ですごろくがやれたことはとても意味のあることでした。

浜田先生からは、

こどもたちには、「生きているだけでえらい!」おとなたちには、「まずはおとなが幸せにいてください」(川崎のこどもの権利条例から、子ども達から大人に伝えたこと)

とにかくこれだけは伝えたいと、何どもお話しいただきました。

実際にすごろくをしてみて、そのあとの「なんでやねん体験を語る会」をグループでしていただきました。

子どもは、大人に言いたいこと。大人は、子どもの時に大人に言いたかったことをワークしました。

浜田先生から、

「大人も子どももこんなこと書いたらダメかなと思うかも知れないけど、どんなことも、あなたにとっては大切な権利です。だからどんなことを言ってもいいです。」

という言葉に背中を押され、子ども達は普段言えなかったであろうことがたくさん出ました。大人は、子どもの頃に蓋をしていたことが開いてつらいことを思い出してしまったかもしれないです。でも言葉に出来たことで整理されることもあるかと思いました。

子ども達のアンケートには、家族に言えなかったことが言えてスッキリした!モヤモヤが晴れた!と書いている子が多数いました。

大人は、「まずは大人が幸せにならないと子どもが幸せになれない」という言葉を子ども達から出たことに感銘を受けたとの声が多かったです。

 

 

流山市に子どもの権利条約を広めるプロジェクト第4弾!
「子どもにやさしい自治体法政策」が12/16に無事終了いたしました。
講師は、日本体育大学の半田勝久先生でした。
この字面だけみると難しそうな内容ですが、とても分かりやすく子どもの権利条約と、自治体が制定する子どもの権利条例のつながりを解説してくださいました。先生いわく、今までのご経験を総括するように、この会のために資料を作ってくださったとのこと。本当にありがたかったです。
講義では、子どもの権利条約の基本構造や、「子どもにやさしいまち」に必要な9つの基本構造、また自治体で独自に制定されている「子どもの権利に関する条例」や「こどもオンブズパーソン」とはどういうものか。松本市や、世田谷区の取組みをご紹介いただきました。
流山ではこれまでの「子育てにやさしい街」にプラスして、「子どもにやさしい街」としていくことで、より良い街になるのでは。とご提言もいただきました。
市外や、都内からも噂を聞きつけて参加してくださったり、市議さん、県議さんもたくさん来て下さいました。ありがとうございました。

 

「流山市に子どもの権利条約を広めるプロジェクト」第4弾!

自治体独自で「子どもの権利条例」を制定しているのは2023年5月時点で64自治体。

また制定を検討している自治体も増えています。

国連が定めた「子どもの権利条約」とは別に、住んでいる街で子どもの権利条例が制定されると、

市民(子どもからおとなまで)にはどのような影響があるのでしょうか?

世田谷区子ども条例などの事例を講演会で紹介していきます。

流山市に子どもの権利条約を広めるプロジェクト
子どもにやさしい自治体法政策~世田谷区子ども条例の事例など~

日時 2023年12月16日 13:30~15:30(開場13時~)
場所 流山市生涯学習センターC-401

講師 半田勝久さん
   ・日本体育大学(教育福祉系)准教授
   ・世田谷区子どもの人権擁護委員
   ・小金井市子どもオンブズパーソン
定員  60名
参加費 500円(資料代)

申込フォーム 

 

 

流山市に子どもの権利条約を広めるプロジェクトは、流山市民活動団体公益事業補助金「おおたか補助金」に採用された事業です。

8/21(月)に「世界子ども権利かるた大会&解説子どもの権利条約」を開催しました!
大人24人 小中学生15人が参加してくれました。
甲斐田万智子先生(文京学院大学教授・認定NPO法人国際子どもの権利センターC-Rights代表理事)からは、かるたのお話し、世界の子どもの話、子どもの権利条約の解説をクイズを交えながらとても丁寧にお話しをきかせていただきました。
かるた大会は大盛り上がり!
先生が読み札を読んでいたところ、
「先生、もっと声を大きくして読んでください!」という声が出るほど。
マイクの音量をあげました(笑)
子ども達は内容よりも、かるたを取るのに必死かなあ?と思っていたのですが、、、。
終わったあとに気になったカルタについて、グループでシェアしたところ、
4年生の子が
13才で結婚するってどういうこと?日本だと何年生?とか、
3年生の子が
労働で疲れている子どもが1億6000万人いるなんて知らなかった、、、。
など、じっくり読みました。それから、最も気になるカルタや、友達に教えてあげたいかるたをポストイットに書いたりしました。
またオリジナルかるたも作りました!秀逸なかるたがたくさんできました。
色々文字で報告するよりも、アンケートやオリジナルかるたの写真をご覧いただいた方が、子ども達がどのように感じたかよくわかっていただけると思います。
かるたでは子ども達がイキイキしていて、また最後まで先生のお話をよく聞いてくれていました。大人や家族の前でオリジナルかるたを発表してくれたり、勇気もいったことだと思います。心も気持ちも揺さぶられたかもしれません。でも今日この日から、自分たちの権利を使ってくれたらと願います。私もまた受け止められる大人でありたいです。
さて、次回はちょっと開いて12/16の「子どもにやさしい自治体法政策〜世田谷区子ども条例の事例など〜」です!こちらは大人向け講座です。ぜひいまのうちにお申込いただいて、予定表に入れてくださいませ。

「流山市に子どもの権利条約を広めるプロジェクト」第二弾!
中高生の声を流山市議・県議に届けよう!「若者の視点をこれからの自治体に活かすには」
8/5に無事終了いたしました。50名満席でした。子どもは16人の参加がありました。議員さんは8名参加!(繋がりがある方はタグ付させていただきます。)皆様、お暑い中お越し下さりありがとうございました。
講師は、浦和大学社会学部准教授の林大介先生でした。
まずは冒頭、子どもは有権者でも成人してるわけでもないけど、主権者であること。子どもを市民としてとらえ、その市民性の醸成が地域や、社会作りにつながるということ。また選挙で若者の一票が当落を決めることもあることや、海外で行われた子どもによるデモ行進のことや、日本でも子どもの陳情が採択されたお話しなどをしていただきました。
その後のワールドカフェでは、「議員さんに質問!」というのと、メインは、「おとなが子ども・若者の声を聴くためにできること、すべきことは?」
について話しました。どんな話が出たのかは、ぜひ写真の付箋をご覧下さい。宝物のような付箋だなと思います。
意見を言う(聞かれる)方法については、目安箱のような匿名性が担保され、またオンラインで気軽にできれば。という意見と、信頼する大人なら話せる。議員さんが身近にいれば気軽に伝えることができる。という意見もあり、改めて両方ないとダメだなという気づきがありました。
アンケートで中高生のみなさんからは、、、
・たくさんの大人の方と意見交換ができる機会は初めてなので楽しかった!
・成人になる前もなった後も町のためにできることがあると知れて良かった。
・自分の意見をしっかり議員さんに伝えることができた。
などがありました。
大人の方からは、
・子ども達がもっとこういった場が欲しいと感じていることを知り勉強になった
・場所があれば子どもは発言してくれる
・イベントに終わらず定期的に当たり前のこととして根付いてくれるといい
などの回答をいただきました。
ただ、「大人ばかり話している時があった」という中高生からの声もあり、反省もあります。
議員さんからは、
中高生の皆さんと様々な意見を交換することができて、とても多くの気付きがありました。
このような場を定期的に持つことがとても大切だと思いました。子どもが自分たちから何でも遠慮せずに話してもらえるような環境づくり、大人が聞く力をもつことが重要だと感じました。
とのご感想もいただきました。
林先生からは、
こんなにたくさんの議員さんが市民活動の場に来ることは珍しい。中高生世代が、議員を身近に感じることで、政治や行政に関心を抱き、関わるようになると、流山市そのものが面白くなると思うので、是非継続的に議員さんとの意見交換をしてください。
とフィードバックをいただきました。林先生ありがとうございました。

いよいよ始まりました!「流山市に子どもの権利条約を広めるプロジェクト」7/9にキックオフイベントである「こども家庭庁発足!こども基本法とその展望」と「こどもの声を聴くシンポジウム」が無事に終了いたしました。

 

このイベントは連続5回講座の第1回目であり、流山市民活動団体公益補助金事業です。お忙しい井崎市長にもご挨拶とご参加いただきました。

子どもの権利条約を理解するためには、まずは、この4月から始まった「こども家庭庁や子ども基本法」のことは外せません。 今回、基調講演には元子ども家庭庁設立準備室で、開庁の準備とこども基本法の成立に尽力されました、長田浩志さんにご依頼いたしました。

◉こども家庭庁ってそもそもどういうところなの?

こどもまんなか社会(こども中心に)を実現することがミッションであるというお話しがあり、その基本姿勢としては子どものための政策、子育て当事者の視点にたってしっかり聞いていくこと。

以前は、子どもによかれと思ったことを大人がやっていくことだったが、今は 大きな転換点を迎えているということでした。

◉こども基本法に関しては、ポイントも押さえておきつつ、色いろな法律に基づいて、バラバラだったものを集約していくという意味もある

子ども大綱のお話しもありました。

子どもの声を聴いて政策を作りなさいという条文がある中で、どのようにそれをしていくのか?

子どもは権利の主体であるということをとらえること。次代を担うという存在というだけではなく、今を生きる市民である今、パートナーであるという意識が大切である。手をあげてくれる子、特別な配慮が必用な子の声ももちろん必用だが、一般的なサイレントマジョリティーの子達の声もひろうこと。子どもが伝えたいことをちゃんと漏らさないようにしないといけないこと。

子どもの声を引き出すファシリテーターの存在を養成をすることも大切だし、子どもわかものの委員そのものとして登用するなど。

試行錯誤を繰り返していく。躓いたからダメだということではなく、ある程度粘り強くやっていく。子ども若者意見プラス 1万人の目標ですが、現在4000人くらい。(ぜひ、ご登録を)

◉子どもの声を聴くパネルディスカッション

・コーディネーターは淑徳大学特任教授 柏女霊峰先生

子どもの声を聴くことを活動目的のひとつとする3組の代表の方に来ていただきました!

◉流山子ども食堂ネットワーク

・寄付をフードバンクから子ども食堂へ

・困っている家庭に生活用品を届ける

子ども食堂の充足率ですが、千葉県内では平均で19% 流山は70%あり、活発である。

7人にひとりは相対的貧困と言われており、クラスに5.6人いる計算であることもお知らせいただきました。 

◉あつまれ西深井の森では中学3年生が活動の話をしてくれました。活動そのものも楽しいが、振り返りの会で大人とフラットに意見交換ができる経験がとてもいい刺激になっているというお話しでした。

また否定からではなく、肯定から入ってくれるので信頼されている気がするとのことでした。

◉NPO法人流山おやこ劇場

子どもの権利条約が活動のよりどこりになっている。子どもの声を集めたつぶやきりんごのお話しもありました。 

青年部の企画では高校3年生が発表してくれました。

小学生から青年スタッフで作るキャンプ運営について、第3の居場所の重要性について、また活動に誇りを持っているということをお話ししていただきました。

◉NPO法人CASE Japanさんは、子どもの権利をどう感じるのかを生徒さんに聴いたレポートを発表いただきました。権利と義務の違いってなに?子ども時代に言われたとおりにやることが当たり前だったから自分には権利があり、それを伝えることをしたかった。CASEさんで大切にされていることは、保護者は子どもの幸せを最優先にし、子どもの好きを大切にする。急がせない。焦らせない。大人は待つ。子どもは大人から大切にされること、自尊感情、自己肯定感をしっかり持つように。そして自己受容する自分は何者かをしること。Caseさんからは小学生お二人が来てくれました。パソコンが好きと教えてくれたり、質問されるのは嫌と伝えてくれました。(笑)

 

2021年4月4日 14時~15時半 に「流山ふたごの会」兼「関東多胎ネット」代表の水野かおりさんをお迎えし、オンラインで勉強会を開催しました。

 

緊急企画にも関わらず、15名の方々にご参加いただきました。

その中には、議員の方々、行政にも参加いただき、多胎育児を一歩進めるための土台の会になったように思います。

 

水野さんからは、そもそも多胎児とは?という基本的なところからお話いただき、一卵性か二卵性かくらいしか理解していない人も多いかと思いますが、胎盤をどう共有しているかにより、リスクも違うことなど初めて知ることもありました。

 

流山ふたごの会さんにLINE登録をされている方は市内外含め50組くらいとのお話でしたが80%くらいは流山市ということで、登録されていない方も含めますとやはりそれなりに市内にも多胎児がいるご家庭はあるようです。

 

産後は二人いるのでとにかく外に出られない。
何か月も安静にしていて、産んだ後に体力がない
身体への負担もあります。

2018年に発生した愛知県豊田市で三つ子を育てる母親が

三つ子の次男を落としてしまったという事件。
 

「あれはわたしだったかもしれない」と思う多胎児を抱える親は多いのです。

水野さんは、あれは防ぐことができる虐待です。

とにかく、おとなの手が足りないとお話いただきました。

また、現在小学校に通う双子がいる参加者も、夜が手がなくて大変。休めない。

 

緊急に突破したいこととしては、

・産後ヘルパーの充実

・産後ケアの補助の充実(近隣市に比べて流山は割高)

 

その他、役所等に赴き手続きをするのが困難なため、その簡素化。母子保健手帳についている補助券の充実。サークル活動時に保育してくれる人の確保。などなど、まだまだ出来そうなことはあるなと感じました。引き続き、何ができるのかを考えていきます。
 

 

3/13に、これからの5年を考える コロナ禍における活動の課題整理・届く情報発信 という題でゲストスピーカーをお招きし、勉強会を行いました。

【ゲストスピーカー】
★小林助産院 助産師:小林由美子さん 

            (新生児訪問・東葛病院産科勤務)
★南流山子ども食堂の会 代表:金川聡美さん
★NPO法人CASE Japan 理事長:吉田明子さん

 

スピーカーの皆さんには以下の点をお話いただきました。


①コロナ前・後の母親・父親の変化、活動の変化、子どもの変化
②支援者側・利用者側の困り感
③支援にたどり着くために必要なこととは?

★小林さんは、新生児訪問を担当されていますが、 発信力があって、力のあるママさんは、外からの訪問者の受け入れを躊躇する人もいるため新生児訪問は減ったそうです。一方、新生児訪問を利用する人から聞かれる声としては、「家族以外の大人と久しぶりに話した」
「抱っこしてもらって嬉しい」など、孤独感を募らせている人も多い。
そして、一件当たりの時間が増えたそうです。

両親学級については、
緊急事態宣言中は中止(流山)。人数を50%に制限(我孫子)
ほとんどが中止(産院)ということで、出産への不安が大きくなっています。
コロナの前と後
しゃべって共有の場が奪われている。父親への支援が手薄であり、
ママ友作りができない状況。リアルでの開催が無理であれば、天候に左右されない、オンラインでの取り組みも手段のひとつ。

 

★南流山こども食道の金川さん

コロナ前は、コミュニティー目的の親子が目立つ
コロナ後は、コロナ禍で経済的影響を受けた方に支援を切り替えました。生活困窮家庭が増えたと感じています。

コミュニティーメンバーのやりとりには、LINEを利用しています。
現在200名の登録があるそうです。
心配な方には様子を聞いて状況を確認し、必要があれば、24時間以内に緊急支援しています。最速で生活保護につながったケースもあるそうです。また、今年度はこども食堂の漫画も刊行し、誤解されがちなこども食堂のことを理解するツールとして役立っているそうです。

 

★NPO法人CASE Japan 理事長:吉田明子さん

CASE Japanの吉田さんは、小学生以上の学習支援や生活などの相談にも対応されています。

コロナ後の相談内容として、

不登校⇒若干増えた
保護者のメンタルケア⇒新規が増えた・子ども以外親族の相談
ゲーム依存⇒相談の変化はない     
家族 ⇒父親との摩擦が増えた
生徒からの相談 ⇒自分自身に興味
将来への相談 ⇒制度の理解が進んだ
障害受容 ⇒ 早くなった
 

吉田さんがコロナ禍で思うこととして、
見捨てない・あきらめない・楽しむ
         ↓
コロナの前も後も変わらない

*年間を通して
出会うチャンス
情報を得る場が減る   面談は対面とオンライン

1学期
手洗いうがいが身につくまでと学校の課題の多さに苦労(中高生)
2学期
夏休み明けから登校への不安が大きくなった。受験生の苦悩
3学期
オンラインが使える生徒と使えない生徒に分かれた。

 

みなさんに、それぞれコロナ前・コロナ後の変化についてお話いただきましたが、共通しているのはつながりを諦めないという、心強い言葉でした。コロナ禍で先行き不透明な世の中となりましたが、この先5年を考えるよいテーマでの基調なお話を伺えました。

このお話をふまえ、子育てネットでも来年度の活動に反映させていきたいと考えております。ゲストスピーカーの皆さま、ご参加の皆さま、ありがとうございました。
 

1/18にCAP大人ワークショップを行いました。
講師のCAPなのはな(小貫松江代表)さんは、長年「子どもの権利」をわかりやすく伝える活動をされています。
 
大人にも子どもにもわかりやすい、3つの権利
「安心」「自信」「自由」のキーワードを具体的な事例を基にロールプレイがありました。
大人ワークショップについては、CAPさんのホームページもご参考になさってください。
 
まずは、大人が正しい知識を得ること。
子どもから相談を受けたらどのように接し、どこへつなぐのか。
子育て支援関係者がつながっていること、信頼できる関係になっていると、つなぎ先が適切に判断できる。
つなげるには個人情報のことが頭をよぎります。ですが、子どもを安全に、かつスピーディーに守るには、ネットワークを諦めない姿勢が必要だと感じました。
 
【アンケート】
・子どもたちに接するポイントを理解できました。
・地域コミュニケーションの大切さについて違う角度で学ぶことができた。
・大人にもわかりやすい内容だった。すぐに実践できる事がたくさんあるので家に帰って実践してみたい。

 
その後の懇親会もたくさんの方にご参加いただきました!
ありがとうござました!
  
本日は「子どもの権利条約」の勉強会を行いました。
今年は、子どもの権利条約が国連で採択されて30周年、日本が批准して25周年という節目ですので、全国各地で取組がされています。
流山子育てネットでも今年は「子どもの権利条約」をテーマに活動をしていますが、その一環としての勉強会でした。
本当に皆さんお忙しい中、25名ご参加いただきました。
柏女先生からは、子どもの権利条約ができるまでの歴史的過程からまずはお話いただきました。日本は批准していることから、「国連子どもの権利条約委員会」に5年に一度条約を国内でどのように実施しているのかを報告しなければならず、⽇本は5回も以下の2点で指摘を受けています。
①⼦どもの意⾒を保証する条⽂がない
⼦どもの意⾒を聞くことがない、られる、られる、られる、という受け⾝
の表現が⽬⽴つ。⼤⼈は守る責務があるばかりで、⼦どもが主体的に表現される所がたりない、第⼀に勧告されている
②家庭環境が奪われた⼦どもが施設で⽣活している、家庭環境が提供されるべき、施設⼊所は⼈権侵害
 
これを受けて、2、3年前に児童福祉法が改正されている。改正は国連から⼀定程度評価されている。どれだけ進むのかは⾒もの。と⾔われている
その後は、条文の主だったところを読み合わせをしました。
第3条︓(⼦どもの最善の利益の定義)⼦どもに関係のあることを⾏う時は、⼦どもに最も良いことは何かを第⼀に考えなければならない
第12条︓意⾒を表す権利⇔3条との関係をどう考えるか、意見が分かれ、亀甲して議論が続く条約です。
⼦どもの最善の利益は何を基準に考えたらいいのか。
法律で明確に規定されているのが英国の児童法第一条にあるガイドラインです。(ゆあちゃんの事件は、この7つに基づいて検証したか︖)
①当該の⼦の確かめ得る希望と感情
②⼦の⾝体的、情緒的及び教育的ニーズ
③⼦の状況の変化が⼦に及ぼすおそれのある効果
④⼦の年齢、性別、背景、および裁判所が関連すると考える⼦の特徴
⑤⼦の受けた害もしくは受ける危険のある害
⑥⼦の⽗⺟、および、その問題が関連すると裁判所が考える者が、子のニーズをどのくらい満たす能⼒があるか
⑦問題の⼿続きにおいて、本法に基づいて裁判所が利⽤できる権限の範囲
 
まずは12条が満たされなければ第3条の正しい適用はありえないということ。子どもが自己の意見を持つことができるように成長するためには、幼少期から自分で考え、自分で決定するという訓練がなされている必要がある。と、結んでいただきました。
 
そのような環境を、養育の第一義的を負う親はどのように準備すればよいのでしょうか。地域での良質な活動が望まれるなと感じました。
書ききれませんが、質疑応答もとても聞きごたえのあるものでした。本当にもっともっと議論したかったですね。
残れる方は、お弁当を食べながら情報交換などを行いました。^^
参加してくださった皆さま、柏女先生ありがとうございました。