①では、「グレーゾーン」か発達障害かを見分ける「基準」のようなものを書きました。

では、自分自身や自分の家族が発達障害なのか、それともグレーゾーンなのかを見分ける意味はどこにあるのでしょうか?

 

それは、自分自身や家族が困っている、苦しんでいることを正しく理解して適切なケアを始めるため、だと思います。

 

この必要性がないのならば、発達障害なのかどうかをあまり気にしなくてもいいのではと思うこともあります。

なぜなら、家族と接し、また発達障害の本を読んだり講演を聴いたりすると、発達障害には、人がそれぞれ持つ「物差し」の違いという面があると感じるからです(←あくまで私の主観です)。

 

物差しの目盛りが小さい人もいれば大きい人もいる。はたまた、物差しがない(!)という人もいる。

ですので、一つの物差しで他の人を測って、「あなたは違う!」というのはなかなかちょっと・・・と思います。

だから、本当は、グレーゾーンなのか障害なのかなどと見分けてレッテルを貼ろうとしないのが一番だとは思います。

 

けれども、家庭や学校や職場で様々な困り事が起き、本当に苦しい、となったら早めに診察を受け、支援機関に相談することが必要だと思います。つらいときはすぐにSOSを出していいと思います。

そのときに①で書いたような見分け方は参考になるかもしれません。もちろん、ちゃんと医師の診察が必要ですが。

 

私の場合は、(家族の)片付けられない、時間を守れないなどADHDの特徴がすごく目につき、それ自体に苦労したのですが、

診察を受けてもらおう、支援を受けようと決断した大きな理由は「ADHDの特性そのもの以上に、本人にそのことを伝えても伝わっていない、こちらの気持ちがわかってもらえない」ということでした。

 

本当に困っているときは早く動くにこしたことはありません。逆に「ADHDっぽい行動が多いけど、まあ困ってないや」という感じなら、おおらかに構えてもいいのかもしれませんね。