6~7か月
離乳食を始める頃で
1日の授乳回数が減ってくる。
1日の平均授乳回数は5~6回
8~10回の赤ちゃんもいて
1回の授乳量が減った
(母乳が出なくなったのか)と
不安になるだろうが
個人差があるので体重が増えていれば
そこまで気にする必要はない。
離乳食を開始したからといって
あえて授乳回数を減らす必要はない。
まれに
1歳まで母乳だけで育てようと
考えている母親もいるが
この時期に鉄・亜鉛などの
微量元素・ビタミン・たんぱく質を
母乳以外から摂取することも重要。
母乳だけで育てると
乳児は鉄分が不足し貧血になりやすい。
鉄分は乳児期の脳発達にも大切なので
生後6か月からは
鉄分を含む離乳食を与えるのが望ましい。
また
生後6か月を過ぎると
体重増加が思わしくない赤ちゃんもいるが
母乳・人工乳を増やすよりも
離乳食を増やすほうが理想的である。
8〜11か月
人見知りが始まり新しい環境を嫌がる。
周囲に気をとられやすくなるので
頻繁に授乳を中断することも多い。
中断したからといって
アフターミルクを与える必要はなく
離乳食を順調に進める方が重要だ。
*ナーシング・ストライキを経験する頃でもある。
*今まで頻繁に飲んでいたのに
急に哺乳を拒否する現象。
赤ちゃんの機嫌が悪く
離乳食も食べないことが多い。
対策
無理に飲ませようとせず
赤ちゃんが眠いときや
少し眠りかかっているときに
授乳すると効果的。
肌と肌の触れ合いを増やしたり
立ったり、歩きながら飲ませると
飲むようになる赤ちゃんもいる。
普通は2~4日で治るが
1週間くらい続くこともある。
母乳産生を維持するために搾乳を続け
コップやスプーンで与える方法もある。
焦らずに1週間程度は様子を見よう。
11~12か月
手を使って遊ぶ
母親の髪の毛をひっぱるなど
他の動作をしながら授乳することも
しばしばみられるようになる。
離乳食の新しい食材は
親も一緒に「おいしい」と食べることで
赤ちゃんも安心して食べられるのだ。