皆様、こんにちは。


我が家の地域。

雨です……

あー、休みの日に限って雨なんですよ。

私に洗濯をさせて…


さてさて、今日は凹凸っ子学習でイライラするときの話。



プリントと格闘


漢字の学習って、ハードルが高いですよね。


読む、書く、筆順



覚えること沢山です。



凹凸っ子の中には学習がなかなか進まない子もいます



我が息子もその一人。



最初に衝撃を受けたのは小学1年生でした。




漢字の学習の辛さの一つにプリントがあります。


書くことに強い抵抗を持っている我が子は

プリントがなかなか進まないのです。




マスのどの部分から書き始めればいいのか


それがわからずに 思考停止してしまいます。





見ている こちらからすると 


どこからでもいいから書き始めてくれ……


と思うのですが…




何が起こっているの?



例えば一という漢字を書くとき


プリントを前にして


鉛筆を持って


固まってしまうのです。





母側から見たら



一なんて、横棒一本。



すーって

横に一本線を書きゃぁいいじゃん!




そう思うのです。


こちら側から見ていると

何に悩んでいるのかがわからないのですね。



こんな時、私はついついこんな反応をしてしまいます。



「何を悩んでるの?」


と、息子の感覚が分からない事に混乱し、



「あと何時間かかるの?」

「白紙で出す気??」


と、想像が進んで、焦ってきます。



「なんとか進めなきゃ」

と、イライラも出てきます。



プリント一枚で

この破壊力…。


恐ろしい代物です。


これはなんとかせねば…








観察してみよう




さて、プリントの前で固まっている時

一体、彼に何が起こっているのでしょう??


どうやら、

私には無い感覚があるようです。




よく観察していると、



じっとマスを見ながら

ペン先が微動しています。


数ミリの間を上に行ったり下に行ったり




マスの

真ん中から始めるのか 

少し上なのか


ひたすら 悩んでしまいます。



最初の打点が自分では決められない様子です。




そこで、


こちらが真ん中に

手を持っていて

「ここから書いたら」と言うと…





今度は

打点で止まってしまいます。




ここでもよく観察すると……



横に進むのをためらって止まっているようです。



視線が手元と移動先を何度も行き来しています



ぷるぷる腕が震えています



ものすごい力が入っています。







そして…

1、2、3、4、5…と数えているのです。



息子はマイクラが好きなのですが 


その時と同じ反応です。



おそらく 白紙の紙をドットやピクセルのように捉えていて


何マス進むか?と考えている。




打点から、どのくらい 進むのかをすごく考えて、それが分からないから、進めない。



私達の感覚では

適当でいいのにって思ってしまいますよね



でも、確かに

プログラミングでも、

命令を入れるときは

どこから何マス進むかって入れますよね。



そう考えてみると

私達の脳は相当複雑なことをやってのけているのかもしれません。



これ、

一のような線分ならいいけれど、

このあと、払いとか 斜めの線がとても苦戦するのですよ。(遠い目)




イライラは自然



人間って自分の理解できないことに強い戸惑いを感じます。



普段自分が普通にやっていることが

相手にできないと

理解できない恐怖から

戸惑いや混乱が生じます。 



普段温厚な親でも

予想の範囲外のことが起こると

頭が混乱し動揺します。



ましてや、


平成に学童期だった親世代たちとって


学校の提出物って


優先順位が高め。




出さなきゃ…


なんとか進ませなきゃ…

と思い、焦る焦る。




固まって進めない息子と

進めなきゃいけない現状の間で


どんな親でもエラー状態になってしまいます




まずは一呼吸


次回から対処法を書こうかと思うのですが


対処を考えるためには

一旦、客観的に見られるほどに落ち着かなければなりません。


「何がわからないのかわからない!!」

「でもとにかくやらせなきゃ!!」と、

こちらがエラー状態になっているときは

冷静な判断ができません



頑張ろう、頑張ろうとして、

子供を思うからこそ


イライラしたり、混乱したり…


それは自然なことなのではないかと思うのです。




でも、じゃぁ、そこで、

イライラしないようにしなきゃと、

自分に無理なことを強いたり


イライラした自分を責めたりとか…


これは、自分(親側)の自己肯定感が下がってしまい、よくありません。




凹凸っ子の学習では、

冷静な判断が必要になるのに、


自己肯定感が下がった状態では

心が防衛的になって

それがうまくいかないからです。





育児って初めてでわからないことばかり


育てるだけでも大変。


もう、頑張りすぎるほど頑張っています。



イライラした時、私は


「イライラは自然なこと」と思い、


少しだけ深呼吸して、


自分を休ませてあげています。



自分を責めず、

悲観せず、

呼吸に意識を集中する。



自分の神経を

ベースラインに戻してあげるんですね。


これがなかなか難しいのですけど…悲しい



でも、でも、


ぜひ、私のように神経が昂ったときは

一呼吸おいて

自分をいたわってあげてくださいね。




そうすると、観察する余裕が生まれてきます。



この観察から有益な情報が得られています。



この情報こそ、


先生も、医師も心理士も持っていない


あなたしか得ることができない


大切な情報なのです。