こんばんは。
こわがり・無気力なまじめちゃんの行動力を上げる!
不登校・発達障害カウンセラーの
かなえです。
台風が来ていますね。
気圧の変化が激しい時、
体調を崩しやすい人が多いです。
頭痛や痛み、だるさ。
男性より女性の方がこうした症状を
感じやすいとも言われ、
「低気圧ガール」
なんて呼ばれることも。
こうした痛みやだるさといった
体調面のつらさも含め、
「感じ方」や「感覚」って
人それぞれ違いますよね。
今日はそんな「感覚」について
お話します。
発達凸凹のお子さんは
感覚が過敏だったり
逆に鈍感だったりしやすいです。
「感覚」というのは
肌から情報を受け取って
脳が判断するのですが、
肌からの情報の受け取り方が違うことから
「過敏」や「鈍感」だと言われるんですね。
これだけ聞くと
「へ~、そうなんだ」
という感じですが、
多くの人と感覚が違うことは
結構本人には負担が大きいですし、
分かってもらえず
トラブルになることもあります。
たとえば、
「ねえねえ」と肩をポンポンと
叩かれたという場面。
叩いた方はもちろん
弱く叩いているのですが、
過敏な子には強く感じてしまい
「殴らないで!!」と
相手に強く注意する。
そして「殴ってないし!」と
殴ったか殴っていないかという
問題に発展してしまうことも。
他にも思春期女子によくあるのが、
「疲れた」という感覚。
多くの人がいう「疲れた」とは
桁違いの疲れを感じていることが
あります。
なぜ思春期女子がこうなるのか。
ホルモンバランスが急激に変わること。
そして身体自体の変化もですし、
身体の変化に戸惑うという
心の面での疲れという
2つの面で疲れを感じています。
特に先の見通しが立てにくい
自閉症傾向のお子さんは
普段から新しいことが苦手ですから、
身体の変化も苦手ですし
不安を抱きやすいです。
今日のように台風が近づいた時や、
生理の時など、
なんだかダラダラしているな、
ということがあるかもしれません。
その背景には
こんなことも影響している
可能性があることも、
知っておいて
いただきたいと思います。
ついついお母さんの感覚で
「それくらいで疲れるって言うなんて」
と思うと、
お子さんとしては
「わかってくれない」と
なってしまいます。
もちろん
実際にお子さんの感覚を
お母さんがそのまま
体感することはできません。
でも気持ちを
共感してあげることはできますよね。
「疲れたんだね~」
と言って共感するだけでも、
ツライ感覚が和らぐこともありますし、
何より「わかってくれないかも」という
不安を和らげられますよ。
女の子の初潮が来たときに、
体調を意識し始める
お母さんは多いですが、
実際にはその1年前ほどから
めまぐるしくホルモンバランスが
変わってきています。
本人は
「どうしてみんな平気なの?
私っておかしい?」と
一人で悩んで
自己否定してしまうこともあります。
薬で体を整える必要が
ある場合もありますが、
まずは共感の声かけで
ツラさを和らげて
あげてくださいね。