こんにちは!

保育ソーシャルワーカーの丸目です。

 

タイトルにもある通り、熊本地震に対する支援の一つとして、「室内遊びのアイデア集」のアップをHPで始めました。

↓HPはこちら↓
http://www.kosodate-sw-lab.com/熊本地震で被災された子育て中…/2-室内遊びのアイデア集/

 

「家の周りは赤の危険と貼られた建物も多く、公園は震災ごみ置き場や避難テントがたっており外遊びはできません」

「家の中で過ごすことがさらに増えたのでどう遊んだらいいのか…」というお声から思いついたことです。

 
 

 今は、メールの時の状況よりも改善されていると思いますが、それでも雨の日や、ちょっと困った時などに思い出していただけたら嬉しいです。



 

第一回目のアイデアは、私が非常勤で行っている学校の学生さん。そこで私は保育士資格をとるために必修科目である「相談援助」(ソーシャルワークに関する科目)を担当しています。

保育士の“卵”の段階でも、既に保育者としてできる支援はあるという呼びかけに応じてくださった、素晴らしい学生さんです☆

 

第二回目のアイデアは、私が通っている大学院の院生さん。

4月に入学されたばかりですが、自習室で出会い、初対面で図々しいお誘いをしたにも関わらず、快くアイデア提供に応じてくださいました。

 

これから少しずつです、不定期にアップします。


☆年齢・月齢のリクエスト(〇歳の遊びを取り上げて欲しい、等)、大歓迎です。


☆反対に私も参加します!アイデア提供いたします!という保育士さん、学生さん、御連絡をお待ちしています♪

 こんにちは、保育ソーシャルワーカーの丸目です。


  熊本地震から、1ヶ月がたちました。
災害時におけるソーシャルワーク支援、特に保育ソーシャルワークの立場から何かできるのか、を考えた1ヶ月でした。

この1か月で感じたことを覚書として書いておこうと思います。

①保育とソーシャルワーク、被災地と被災地以外でできることの整理


大きくこの4つのパターンに分かれると感じました。
(1)保育の立場×被災地
(2)ソーシャルワークの立場×被災地
(3)保育の立場×被災地以外
(4)ソーシャルワークの立場×被災地以外


 私は、自分なりに出来る範囲で(4)、身近な保育関係者の助けをいただきながら(3)を行っています。



② 被災された方ができること、“語り”の集約=当事者による、当事者にしかできない支援


 子育て中のお母さんならでは、経験者ならでは、のできることがあります。

例えば、日々の備えとしてこういうことをしておくのがおススメ、こういうふうに困りごとを乗りきっている、というような貴重な教訓、アイデアの蓄積をしていく予定です。

またゆくゆくの話として、母として“しんどさ”の共有を行うことで、話す方、読む方、とそれぞれの立場で少しでも気持ちがらくになる方も多いのではないかとも思っています。

 

これらのことは、子育て支援ソーシャルワーク研究所として行っている「無料インターネット相談」を通じた、ある一人のお母さんとの出会いのおかげであり、書いてきたことのような枠組み(もちろん、これから少しずつ検証は必要です)が見えてきました。そのご縁に感謝しています!


改めて、異なる領域を横断して成り立つ保育ソーシャルワークは、様々な可能性が秘められた領域だと感じます。


能力や時間が限られているのが、何とももどかしいのですが、これからもできる限りのことを行っていきたいと考えています。

 

こんにちは!

保育ソーシャルワーカーの丸目満弓(まるめ まゆみ)です。

 

この記事を見て、やはり子育て支援ソーシャルワーカーの必要性が高まっていると感じました。

「育児と介護「ダブルケア」推計25万人、深刻な影響」

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20160428-00000046-jnn-soci

 

晩婚化、初産年齢があがるにつれて、介護と育児が重なる可能性は高くなるのは、ある意味で当然の流れです。

 

 スクールソーシャルワーカーの経験から、お子さんの登校しぶり(登校したがらない状態)に関する相談を受けたところ、よくよくお話しを聞いてみると、保護者の方の介護疲れが子育てに大きく影響していることが分かりました。

(相談された方の)お舅さんのケアプランの見直しを行ったことで、お子さんの問題が改善に向かったことがあります。

 

 このように、子ども、子育て支援の領域は、子どもに関することだけにとどまりません。

保護者の仕事、夫婦関係、保護者の疾患や障害などに加え、介護問題も密接に絡み合って問題が起こることも多いです。

 

 高齢者のみ、子育て問題のみ、と関わる分野を限定していては、クライエント(相談者)の抱える問題の本質がみえてこないことがあります。

ますます領域を超えた支援ができるソーシャルワーカーが求められているのを感じます。

 

 

 

 こんにちは、保育ソーシャルワーカーの丸目満弓です。

 

 地震発生から10日がたちました。

余震もまだ続いており、被災者の方々にとっては、つい昨日起こったことのようでもあり、そして長い長い10日だったと思います。

 

 子育て中の被災者の方々が生活を立て直す、元の生活に戻るために次の行動を起こそうとする場合、そこには子どもを安心して預けられる場所の確保が、“車の両輪”のように必要なのではないかと思います。

 

でも現状は…

●熊本市では保育園・幼稚園が430日まで休園、

https://www.city.kumamoto.jp/hpKiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=12518&class_set_id=3&class_id=585

 

●幼小中高は510日ごろまで休校

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kumamoto/article/240139 

※但し、一部の学校は学校を再開しているところもあるようです

 

 

子どもが預けられない→職場復帰ができないという、働く保護者にとっては困った状況が出てきます。

 

とりわけ深刻なのは、預かる側である子育て支援関係者であり、ご自身も子育て中の方ではないでしょうか。

園や学校の再開には前もって準備も必要でしょうし、例えば避難所として場所を提供している場合は、たとえ本業がお休みでも、別の業務で“てんてこまい”でしょう。(※先ほどの西日本新聞の記事によると、小中高139校中128校の体育館や校舎が避難所として使用されているそうです。熊本市のHPを見ると、保育園も1園だけでしたが、避難所となっていました)

 

 仕事への思い、同僚への申し訳なさを感じつつも、身動きがどうにもとれない方もいらっしゃるのではないかと推測します。その心痛を想像しただけでも切なくなります。

 

 

つくづく思うのですが、

「保育園、幼稚園、学校の先生たちが安心して子どもを預ける場を、先ずは確保する」ことが、園や学校を早期再開できる→ひいては保護者が職場に戻れる、生活を立て直すスタートがきれる、という図式につながるのではないかと思います。

 

(補足)

 言うまでもなく、大変なのは子育て中の方ばかりではありません。介護をはじめ、他にも深刻な問題を抱えていらっしゃる方も多くおられると思います。

ただブログや団体の名称(子育て支援ソーシャルワーク研究所)からも分かっていただけるように、どうしても子育て中の保護者やその保護者を支える子育て支援者の方に特化した内容になってしまい、もしも文章表現が至らず、不愉快になられた方がいらっしゃるとすれば、どうかお許しください。予めお詫びいたします。

 

 

 

 こんにちは!
保育ソーシャルワーカーの丸目満弓です。

 

 突然ですが、皆さんは表現アートセラピーってご存知ですか?

アートというと、絵を描く?造形?というイメージなのですが、表現アートは、それらのアートはもちろん、他にもダンスやムーブメントなどの身体表現、詩を書くなどの文字表現、その他あらゆる表現を活用するセラピーです。

(素人の私では十分説明ができないのですが、お許しください~!)

「欧米では、現在表現アートセラピーは、医療、心理臨床、カウンセリング、ソーシャルワーク、 看護教育、宗教(教会活動)などの分野で幅広く用いられています」と、表現アートセラピー研究所HP( http://www.hyogen-art.com/wordpress/expressivearttherapy/ )に書かれてありました。
なるほど!欧米ではソーシャルワークの分野でも取り入れられることがあるんですね~。
(私はできませんが)

 

当研究所と「表現アート」、実は深いつながりがあります。

というのは、研究所の副代表である加藤夕貴さんは、カナダのバンクーバーに住む、表現アートセラピストであり、表現アートを使った子育て支援、保護者支援の活動を意欲的に行っています。

 

研究所を始めようと思ったとき、福祉と心理、アプローチの違いはあっても、子育て支援、保護者支援に対して想いを共有する加藤さんにぜひ加わっていただきたいと、お誘いしました。

 

そして、この表現アート、まだまだ私の身の回りでは、初めて耳にする人も多いです。

ぜひ一人でも多くの保護者、子育て支援に関わる関係者に知ってほしい!と、普段はカナダに住んでいる加藤さんが、日本に帰国されている期間限定にはなりますが、ワークショップや講演会を行います。

 

今年は、6月~7月にかけて帰国されます。

既に、大阪で4か所の保育園、幼稚園、認定こども園、児童発達支援の事業所で講演会・ワークショップの開催が決定しました。

関西を中心に活動予定ですが、日程、時間帯、条件によっては、他の地方も可能な場合もあります。

 

ご興味のある方は、ぜひHPにあるお問い合わせフォーム

http://www.kosodate-sw-lab.com/お問い合わせ/  

もしくは marume@kosodate-sw-lab.com
までメールをお願いします。