「入会金無料」
「授業料1か月無料」
「講習費無料」

この文字を見ると、正直ちょっと揺れる。

教育費って重たい。
浮くなら助かる。

でもな。

塾講師をやっとる私が、
親の立場になったとき、
必ず考えることがある。

なんで、そこまで“無料”を前に出すんじゃろ?

今日は、ちょっとだけ本音書く。


■無料は武器。じゃあ、なぜそれを一番前に出す?

塾は商売じゃ。

生徒を増やしたいのは当たり前。

それ自体は悪いことじゃない。

でもな。

広告で一番目立つ場所に書いてあるのが
「無料」だったとき。

私はこう思う。

その塾の一番の武器は、何なんじゃろ?

・指導力?
・実績?
・思想?
・カリキュラム?

それとも、

“価格”?

もし価格が一番の武器なら。

それって、ちょっと怖くない?


■塾業界の本音、少しだけ言う

無料キャンペーンってな、
慈善活動じゃない。

計算の上でやっとる。

・最初にハードルを下げる
・体験させてそのまま入塾へ
・途中でやめにくい仕組みにする

これは業界の常識。

だから無料自体を責める気はない。

でもな。

もし塾の中身が圧倒的なら。

無料を前面に出さんでも、
「ここじゃないとダメ」で人は来る。

思想が強い塾は、
“合う人だけ来てください”と言える。

ここが一番の差じゃ。


■親として怖いのは

一番怖いのはな。

無料で入ったあとに、

「なんか違う」

と感じること。

でももう始めてしもうた。

お金払っとる。

子どもも通っとる。

やめにくい。

これ、ほんまに多い。

「無料」がきっかけで入ったけど、
結局高くつくパターン。


■無料しか語れない塾

ここ、ちょっと毒な。

もし広告の大半が

「無料!」
「今だけ!」
「急げ!」

なら。

中身はどこに書いとる?

指導方針は?
思想は?
どんな子を伸ばしたいのかは?

そこが薄いなら。

無料は“武器”じゃなくて
“最後の手段”の可能性もある。

これ、親としては見抜きたい。


■私はどう選ぶか

私が親なら、こう見る。

「無料」以外に
何を一番熱く語っとるか。

そこに魂があるか。

価格でしか勝負できん場所と、
思想で勝負しとる場所。

どっちに子どもを置きたいか。

私は後者。


■最後に

無料は悪じゃない。

でもな。

無料は“入口”。

その奥に何があるか。

そこを見ずに入るのは、
ちょっと危ない。

安いかどうかより、

その塾は
何を守ろうとしとるか。

私はそこを見る。

また書くわ。