きっかけを与えると子供は変化する

少しのことで大きく伸びる

皆さんこんにちは!!

 

子育てコーチ辻井靖人です。

 

このところ関西地方は秋晴れが続いており、

 

朝晩は肌寒いですが日中は過ごしやすい日が続いています。

 

世間では遂に新型コロナの第3波が来ています。

 

せっかくスタートした秋からのスポーツイベント。

 

11月15日(金)は、私のラグビースクールでの教え子の2人が、

 

関西大学リーグで対戦しました。

 

同志社大学の主将:中尾泰星くんと立命館大学の副将:松本涼志くん。

 

結果は同志社大学の勝利でしたが、2人とも素晴らしいラガーマンに成長していました。

 

一方、我が家のちびっ子ラガーマン。

 

身体はガッチリしてきたのですが、いまいち積極性が無い・・・。

 

そこで週末の土曜日、近くのグラウンドで自主練を敢行しました。

 

全てのプレーに自信が無いようなので、マンツーマンでみっちり1時間半。

 

今回はサントリーカップが近づいてきてるお姉ちゃんも参戦です。

 

先ずは三人でウォーミングアップのランパスからスタート。

 

その後は、1人対1人でステップの練習。

 

娘は姉としてのプライド、息子は男のプライドを懸けて、いざ勝負!!

 

結果は・・・どっちもどっちです。(笑)

 

それでも、相手の前で立ち止まらずに一歩でも前に進む意識は出来たみたい。

 

お次は息子のキック練習。

 

3年生から試合のスタートはドロップキック(地面にワンバウンドさせたボールを蹴る)

 

になりますし、試合中もタッチキック(陣地挽回の為にタッチキックへ蹴りだす)や、

 

パントキック(高く蹴り上げての攻撃)、ゴロパント(ボールを転がすキック)もOK!!

 

一通りのキックの仕方を教え、練習した後に息子がおもむろに、

 

『ちょこっと蹴って、相手を抜くキックを教えて。』

 

もしやそれはショートパントの事か?!

 

相手を抜くことに面白さを知ったようで、早速教えてあげ、やらせてみると・・・、

 

意外にも綺麗ではないですがやってみせる息子。(親バカ発言でですみません。)

 

『出来るやないか!!』の言葉に、満面の笑み。

 

その調子でコンタクト練習へ突入~!!

 

私がコンタクトバックを持ち、当たりからダウンボールまで。

 

スムーズにボディーコントロールできるまで、何回も繰り返し繰り返し。

 

そして最後はタックル練習。

 

試合になるとなかなかタックルに入れない息子。

 

ここは一発、自信をつけさせようと思い、タックルされても踏ん張らずに、

 

ちょっと倒されてあげよう。

 

息子はびっくりしたような表情で、

 

『わざと倒れたんやろ!?』と言ってきたので、

 

『お父さんが力を入れて踏ん張ったら倒れることは無い。けど、踏ん張らなかったら、

 

お前の3倍以上の体重があるお父さんでも倒せたんやで。

 

お前は力では他の子には負けてない。弱いのは気持ちだけや。

 

最初から出来へんって決めつけたらあかん。お前は出来たんや。』

 

この言葉を聞いた息子は、この後何回も何回もタックルしてきました。

 

私は何度も倒されては立ち上がり、タックルを受け続けました。

 

そして翌日、所属チームの【キッズラグビーとりみ】の練習日。

 

タックル練習が始まると、いつも以上に激しくコーチ達へぶつかっていく息子。

 

そして練習最後には2チームに分かれての部内ABマッチ。

 

息子に『昨日の自主練を思い出して。お前はお父さんを倒せたんやで。自信もって。』

 

いつも以上に緊張したような表情でしたが、しっかりと『はい!!』と返事してくれた。

 

相手ボールのラインアウトからの攻撃で、対面の子が突っ込んできた~。

 

今までなら、上手くタックルに入れなかった息子でしたが・・・、

 

ちょっと身体をずらされてしっかり肩をヒットすることは出来ませんでしたが、

 

相手を掴んで倒れるまで離さない!!(成長しよった~!!)

 

マイボールラインアウトからパスを貰った息子。

 

今までならアタフタしてタックルされて倒されていたけど・・・、

 

相手4人を引きずりながらゴール前まで攻め込んでる~!!

 

 

そこでラストパスを投げて、チームメイトがトライ。

 

思わずトライしたA君が『T(息子の名前)、ナイス~~~!!』と笑顔で言っている。

 

リスタートのキックオフでのドロップキックは・・・、まっすぐ飛んで行った~!!

 

 

今日は今までとは別人のようなプレーを連発した息子。

 

『今日はよく頑張ったな!!』と言うと、

 

『まだまだや。お父さん、来週も自主練したい!!』

 

お父さんはお前のその言葉を待っとったんや~~~~~!!

 

『お前がやりたいんなら、お父さんはいくらで相手したるで。』と言うと、

 

『うん、ありがとう!!ラグビーはメッチャおもろいわ。』

 

息子が寝た後に妻が

 

『A君にナイス~!!って言ってもらえた事が嬉しかったって話してくれたよ。』

 

チームのエース的な存在のA君に喜んでもらえた事が、嬉しかったんやな。

 

その仲間思いの優しい気持ちは、これからの人生できっと息子の強みになる!!

 

親バカなお話でしたが、そう信じて息子のラグビー人生をサポートしてあげたい。

 

改めてそう思った週末でした。

 

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