虐待だったらどうしよう
先週の水曜日の出来事
子育てコーチ辻井靖人です。
今回は偶然、私が車の運転中に前を走っていた
車の中で見たことをお話したいと思います。
それは先週の1月17日（水）の出来事でした。
その日の大阪は朝から雨が降っていて、どの道を通っても
渋滞していました。
私は1人で車を運転しある国道を走行していたのですが、
その道路も渋滞していました。
考え事をしながらぼんやりと前の車を眺めていると、
何やら前の車が揺れています。
そんなに横風も強くなかったし、もし風のせいなら
私に車も揺れるはずです。
『何かしてるのかな～!?』
と思いながら見ていると、次は助手席のシートを
叩いているようでした。
その衝撃で、また車が揺れています。
『何してんねんやろ??』
と思いながらよ～く車を見てみると、
後部座席に子供が2人乗っているようです。
そして運転席の真後ろに座っている子供らしき人影が
両手を顔の前に何度も挙げて何かしています。
すると運転席の人が凄い勢いで振り返って
後ろの子供に手を伸ばし何かをしています。
『後ろの子供を叩いてるのか!?』
私にはそう見えてしまったのです。
車に書かれていたのは
車をもう一度見てみるとリアウインドーと両フロントドアに
【放課後デイサービス 〇〇〇〇〇】
と書かれていました。
どうやらその車は放課後デイサービスをされている事業所の
送迎用の車でした。
私は突然の光景に見てはいけない事を見てしまったような気持ちになりました。
車を降りていって、運転者に話をしようかとも思いました。
でも、子供に注意していただけかもしれない。
もしかすると子供とふざけていただけかもしれない。
私の思い違いかもしれないと思うと声を掛けることが出来ませんでした。
そのまま、車を走らせながら前の車を見ていると
同じような行動が数回見られました。
到着した場所では
そして暫くするとその車は同じ看板が掛かった建物の前で停車しました。
すると優しそうなおじさんが笑顔で子供達を出迎えていました。
運転席からは若い男性が笑いながら降りてきたのですが、
後部座席から降りてきたのは障害をお持ちの子供さんでした。
私は何も出来ずにそのまま通り過ぎてしまいました。
帰宅してから
夜、帰宅した私はどうしようか悩みました。
妻にも相談しました。
『自分の思い違いだったらどうしよう!?』
しかし
『万が一、私が思ったように暴力を振るわれていたならどうしよう。
あの子が、その事実を他の大人に訴えれない子だったら!?
何よりもあの施設を信頼して子供さんを預けているご両親が
その事実を知ったらどんな気持ちだろう!?』
と考えたら何もしなかった自分が恥ずかしい。
『同じ子供の将来に携わる事業をしている自分が見て見ぬふりは出来ない!!』
と思い翌日に直接お電話することにしました。
翌日、直接お電話してみると
お電話すると丁度、責任者の方がお電話口に出られました。
そして私が見たこと・感じた事・日時や場所・運転者の特徴もお話させていただきました。
私の勘違いかもしれない、勘違いであって欲しいという事もお伝えしました。
するとその責任者の方は
『直接お電話してもらってありがとうございます。日時や場所からスタッフの見当もつきます。
ただ、お子さんの中には送迎中に暴れだすお子さんもいます。
どのような状況だったのか確認し、もし暴力ではなかったとしても
きちんと対処させてもらいます。また何かありましたら何でもおっしゃってください。』
と言っていただけました。
実際の所、暴力を振るっていたのかどうかの真実は私にはわかりません。
しかし、事業責任者の方の言葉を信じて、子供達が少しでも楽しめる場所が増えれば良いと思います。
皆さんも何か見掛けたら、もし万が一･･･と考えて、少しの勇気を出して対処してあげて下さい。
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