ここは立ち止まってもいい

 

 

先日、図書館で絵本を読んでいる男の子を見かけました。

 

三人きょうだいの、一番上のお兄ちゃんかな。
そんなふうに見えました。

 

その子は、かなりリラックスした姿勢で、
ほとんど寝そべるようにして絵本を読んでいました。

 

でも、とても静かでした。

 

そして、絵本をじっと読んでいました。

 

きっと、絵本の世界に入り込んでいたんだと思います。

 

私は少し離れたところから、

 

「ずいぶん集中して読んでるなぁ」

 

と思って見ていました。

 

すると、お母さんが、

 

「なに、その恰好。だめでしょう」

 

と声をかけました。

 

その場面を見て、
私はふと考えました。

 

子どもを見ているとき、
私たちは何を見ているんだろう。

 

その子の「できていないところ」でしょうか。

 

それとも、
その子が今していること、できていることも
一緒に見えているでしょうか。

 

今日の男の子には、

 

寝そべっている姿がありました。

 

でも同時に、

 

図書館で静かに過ごしている。

 

自分で絵本を選んでいる。

 

夢中になって読んでいる。

 

そんな姿もありました。

 

どちらも、その子の姿です。

 

もちろん、
図書館ですから、
姿勢について伝えることもあると思います。

 

私も保育の中で、
「ここはこうしようね」と
伝えることはあります。

 

でも、何か気になるところがあったとき、

 

その前に、この子は何をしていたんだろう?

 

と、一度見てみる。

 

私は、そんな見方も大切にしたいと思っています。

 

たとえば家庭でも、

 

「片付けてくれない」

 

「着替えてくれない」

 

「何度言っても聞いてくれない」

 

そんな姿が目につくことがありますよね。

 

でも、そのとき、

 

「今、この子は何をしているんだろう?」

 

と少しだけ見方を変えてみる。

 

片付けはしていないけれど、
さっきまで夢中になって遊んでいた。

 

着替えてはいないけれど、
自分で服を出そうとしている。

 

言うことは聞いてくれないけれど、
自分の思いを一生懸命伝えようとしている。

 

そんな姿が見えてくることがあります。

 

「できていないこと」と
「できていること」は、
どちらか一方ではなく、
同じ子どもの中に一緒にあるんですよね。

 

だからといって、
できていないことを
そのままにしておけばいい、
ということでもありません。

 

必要なことは伝えていく。

 

でも、その子の中にある
「今できていること」や
「頑張っていること」まで、
一緒に見失わないようにしたい。

 

私は、保育の中で
そんなことを大切にしてきました。

 

そして、子育てをしているお母さんたちにも、
そんなふうに子どもを見る時間が
少しでもあったらいいなと思っています。

 

もちろん、毎日そんなふうに
落ち着いて見られるわけではありません。

 

子育ては毎日のことですから、

 

「もう、何回言ったらわかるの!」

 

と思ってしまう日だってあります。

 

私自身も、
保育をしていてそう思うことがあります。

 

だから、

 

「もっと子どものいいところを見ましょう」

 

と言いたいわけではありません。

 

ただ、もし少し余裕があるときに、

 

「この子、今どんなことをしているんだろう?」

 

と、いつもとは少し違う角度から
見てみる。

 

それだけでも、
子どもの姿が違って見えることがあります。

 

今日の図書館の男の子を見て、
私は、

 

「この子、絵本が好きなんだろうな」

 

「こんなに集中して読めるんだな」

 

そんなことを感じました。

 

そして、私には見えていない
そのご家庭の日々も、
きっといろいろあるんだろうなとも思いました。

 

子育てをしていると、
「これでいいのかな」と
迷うことがあります。

 

どこまで言えばいいんだろう。

 

これは注意したほうがいいのかな。

 

見守ったほうがいいのかな。

 

私も、保育の中で迷います。

だからこそ、
「こうするのが正解です」と
答えを渡すのではなく、

 

「こんなふうに見ることもできますね」

 

と、一緒に子どもの姿を見ていく。

 

そんなことが、
お母さんたちの力になるのではないかなと
思っています。

 

子どもを変える方法を探す前に、

 

「今、この子には何が見えているんだろう?」

 

と、一緒に考えてみる。

 

そんな場所を、
これからつくっていけたらいいなと思っています。

 

  
一人で検索画面を見つめて、溜息をついているあなたへ

 

 いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。

 保育士・幼稚園教諭として多くのお子さんを見てきましたが、今、一番伝えたいのは「ママ、あなたはもう十分頑張りすぎている」ということです。

 

 

幼稚園教諭や保育士として、現場でたくさんの親子と関わってきました。

そこで気づいたのは、子どもたちが笑顔で過ごせるかどうかは、

一番近くにいる

お母さんの心が、今どれだけ満たされているか に

直結している、ということです。

 

園では明るく振る舞っているお母さんが、ふとした瞬間に見せる疲れや不安。 

「プロである私にできることは、園でお子さんを預かることだけなのだろうか?」

そんな想いが強くなり、ママの心を直接サポートするために、専門的なカウンセリングやコーチングの資格を取得しました。

 

私はあなたの「お母さん」としての姿だけでなく、「一人の女性」としての悩みにも、プロとして、そして一人の伴走者として、全力で寄り添いたいと思っています。

 

 

[取得資格等]

JADP認定チャイルドコーチングアドバイザー®

家族療法カウンセラー

チャイルドカウンセラー

発達障害コミュニケーションサポーター

児童発達支援士

日本子育て学会認定 子育てコミュニケーター

 


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