生まれる命と… | My life is....

ただのひとり言。
あまりハッピーじゃない話。
念のため。
どこにでもある、でもとても悲しくて辛い話。でも、そんな現実を、知らない人はきっとたくさん。。。


出産は命がけ
それは大袈裟でもなんでもないただの事実

母が、ではなく、
児も。それはしかり。


お腹が痛いと運ばれてきたまだまだ出産は年明けの向こう側の妊婦さん。
エコーの結果は常位胎盤早期剥離。かなりの広範囲の。胎盤がごそっと剥がれてしまう状態のことを言うのだけど、
赤ちゃんの栄養はへその緒からしか得られない。胎盤はそのへその緒が繋がっているところ。
つまり、胎盤が子宮から剥がれてしまうということは、胎児に酸素や栄養がいかなくなること。
それは命に直結するもの。
そして、母体にも。胎盤にはほんとうにたくさんの血管があふれていて、そこが無理矢理剥がれるということは、大量の出血をしてしまうと言うこと。早期剥離での母体の亡くなる確率はとても高い。

胎児が23週を越えている場合、医療の助けを借りれば、子宮外に出ても生存は出来る。障害の有無や程度はあれど。

とりあえず緊急帝王切開が決まったが、
赤ちゃんの心拍はほぼ保てていない…
お腹から取り出したものの、蘇生叶わず…
超緊急の場合は、全身麻酔下で手術されることが多く母は麻酔がきいていて意識のない状態でのこと。
手術室に通された父は泣き叫び、児の名前を呼び、助けを生命力を祈ることしか出来ない。

母へは翌日、意識がハッキリとした頃に伝えられる。
手術の説明はあれど、自分の知らないところで、赤ちゃんが取り出され、そのまま星になってしまっているという現実が、
それを知らされた瞬間、どんな気持ちになるのかを、こーゆー話を聞くたびに、考えてしまい、そのことがもう頭から離れない。

私が結婚もしたくなくて、
子どもなんて絶対にほしくない理由は、
失ったときの絶望で、きっと私はおかしくなるに決まってるから。
どんなに無限の夢やハッピーがあろうとも、失う可能性がゼロでないなら、私には無理だ。
医療に身を置く立場だからこそなのか、
何があっても守るなんて、一瞬にして、命が消えていくことなんて、それも無限の可能性だ。としか思えない。

そのことを、
まざまざと思い知らされ、
人の死に、いつまでたっても慣れない私は、この仕事ある意味向いてないんだろうなって、たまに思う。

出産は命がけ
赤ちゃんが生まれるまでのとつきとおか。
無事で何事もなく過ごせる方が奇跡なのだと、もっと、たくさんの人がそのキセキに気づけるといいのにな。
子どもを授かるという奇跡と同じくらい。

当たり前に子どもが出来て、
当たり前に出産までこぎつけられて、
当たり前に当たり前な赤ちゃんが生まれてくる

そんなことは、
夢物語。とんでもなくハッピーで、奇跡でしかない。
それがもっともっと、
世の中に広がればいいのに。
そうでなかったケースの人の辛さや悲しみや悔しさを、誰を責めるわけでもなく、当たり前にたくさんの人が理解できる世の中になればいいのにな。

愛が深いほど、
なくすことが怖くなって、
愛することが怖くなって、
愛することを諦めてしまう

時間て、なんだろ?
世の中は、複雑だなぁ。。。

そう思う私は、
厨二病くさいんだなきっと。

せめて、私の命が、
誰かの代わりになれればいいのに。私は生きることに執着出来ないから…。
それが出来ないなら、
無限の未来を守る手助けをするしかない。