秋の むずかしさ、だから 止められない。 | 「農業は 人生を賭ける 価値がある」

秋の むずかしさ、だから 止められない。

「農業は 人生を賭ける 価値がある」

 

 

お祭りが終わり

 

秋が深まってます。

 

 

けさ(9月20日) 午前4時半

 

4.9℃を記録しています。

 

 

 

 

 

 

 

我が家は

 

ウリ科が多く栽培されてます。

 

 

メロン、かぼちゃ、ズッキーニ

 

いずれも温暖な気候を好む

 

ウリ科作物です。

 

 

昼夜の寒暖差で

 

糖分や旨みの凝縮が促進されますが

 

同時に樹の傷みも著しくて

 

葉もツルも黄変し 萎れて 凋みます。

 

 

 

 

 

命の限界に挑戦する 秋作物は

 

技術的に難しくなります。

 

 

いま、目に見えてる範囲の

 

誤魔化しや付け焼刃は

 

まったく通用しません。

 

 

ウリ科は種まきから収穫まで

 

130日かけて一生を終えますが

 

最後の20日間、ここに良い状態をもたらすのは

 

前半70日の育て方なんです。

 

 

 

 

 

 

三つ子の魂、百まで

 

 

誠に良く言ったもので

 

作物のみならず

 

自分らで息子を育ててみて

 

それを鏡として自らを振り返る時

 

三つ子の魂、百まで は

 

見事に言い当ててる言葉だと思います。

 

 

幼いころの育て方は

 

一生付きまとう素養を植え付けて

 

途中で修正するのには

 

多くのエネルギーを要します。

 

 

修正しようとするならまだしも

 

修正を受け付けずに我がままに育ち

 

手間が掛かる割に外部に適応できず

 

たいした収穫も無く肥料だけ食って

 

終末期を迎え早々に枯れる

 

そんな残念な株もあります。

 

 

耕し方、芽の出し方

 

水や肥料の与え方

 

手の掛け方、誘導の仕方

 

飢えさせ方、渇かし方

 

叱り方、褒め方

 

 

前半70日の接し方が

 

後半60日の人生を決定つけます。

 

 

 

 

秋、強烈に気温が低下するころ

 

こうして見事な色抜けを再現し

 

立派な玉に 最高の充填を図る

 

 

作物に子孫を残させようと分からせ

 

子孫を残せる体力を備えさせ

 

その準備をさせておく。

 

 

秋作は条件が厳しくなるので

 

その作り込みの是非が

 

顕著に 簡単に 現れます。

 

 

結果として、事実として

 

突き付けられます。

 

 

 

 

だから、面白い。

 

 

もちろん、経営的リスクを伴うので

 

あまり攻めてはいけませんが

 

この難しさを通して

 

好条件では浮きあがってこない伏線が

 

いくつも見えてくるのです。

 

 

それに気づく瞬間と

 

それを翌年試して結果になる瞬間

 

この二つがたまらなく面白いんです。

 

 

 

 

コンペティッション

 

 

自らを悟り 新たな挑みを覚えるには

 

叩きのめされることが

 

最短の近道です。

 

 

手元の小細工で

 

言い訳しながら自己満足

 

これでは職業人として

 

対価を戴ける立場に

 

回れません。

 

 

コンペティッション

 

 

私たちは

 

お客様とのコンペティッションだけでなく

 

まず最初に

 

自然とのコンペティッション

 

命とのコンペティッションをクリアせねば

 

提供という最終ステージには

 

至れません。

 

 

条件の難しい秋作

 

幼いころの育て方と末路

 

何カ月も前を振り返り

 

何ヶ月も後を想像し

 

今の作業の重要性を

 

日々自己問答しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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