爆弾低気圧 通過中! 農家経営は国家運営なり。 | 「農業は 人生を賭ける 価値がある」

爆弾低気圧 通過中! 農家経営は国家運営なり。


「頑張るあなたに、畑の生き様で勇気を届けます。」



この時期の恒例、爆弾低気圧の通過です。

今年はちょっと早くないかな?


いつもなら、3月の一荒れと 4月末の一荒れ

でも今年は3月に二荒れと 4月上旬に一荒れ

なんと短い間隔でやってくるのでしょうか。


春の大雨と強風を連れて

爆弾低気圧が今年もやってきました。



「頑張るあなたに、畑の生き様で 勇気を届ける」



春の大雨は

雪解けを恐ろしく進めます。


昨日一日で、積雪が一気に30cm近く減りました!


30cmとは、肘から手首までの長さ

すべての地面にある雪(もう氷の粒)が

温水シャワーで融かされた状況です。


畑に積み上げた雪も

一斉に解け始めました。



「頑張るあなたに、畑の生き様で 勇気を届ける」



ご覧のように

畑の排水路が飲み込めきれない水が

低い所に溢れかえりました。


排出路を求めて

低い所へどんどん流れていき

メロンを植える盛り土の周りは

さながら秀吉の水攻めがごとく

完全に水上の楼閣となりました。




「頑張るあなたに、畑の生き様で 勇気を届ける」



幸いにも、排水路はずっと機能し続けていたので

この状況もお昼までには解消されました。


キッチリと明渠と排水対策を施していたおかげで

被害は僅少で済みました。




この畑を作り始めた時に

先輩農家から嫌みを言われたものです。


「おまえ、カネ掛け過ぎだ!」

「自分の土地でもないのに、可愛がるなんてバカだ!」


その通りかもしれません。

土地に愛着を持っていたら

事業者としては落第かもしれませんね。


割り切った経営で成功するなら

もっと合理的な考えのほうが適しているかもしれません。



「頑張るあなたに、畑の生き様で 勇気を届ける」



しかしながら

こういう天災めいた気象に出くわすと

畑の命は一発で終わります。


ほんの一瞬で、終わります。

その年の一作が、無くなります。


農家の経営は

国家の安全保障と

似ているような気がします。


隣近所や地主さんを 諸外国と見立てて

家族を国民と見立てて

さてどうやって国家の安定と生活を確保しましょうか。


畑の排水対策も

左寄りの新聞風に書けば「公共事業の無駄遣い」となるのでしょうか?

「人からコンクリートへ」の状態なのでしょうか?


でもこの工事を8年前にしておいたおかげで

今回の出水も数時間で解消されましたし

メロン畑も守ることができました。


もちろん予算は限りがあります。

教育費、食費、光熱費

国家予算に置き換えれば分かりやすい経費ですね。


今だけで判断せずに

10年越しで覚悟を決めて投資する

それが運営とか経営というものではないでしょうか。




農家を経営し始めてから

国家経営の苦悩を少しだけ理解できるようになった

私達です。






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このページに凝縮されています!




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頑張るあなたに、畑の生き様で勇気を届けます。