鍬入れの頃を思い出す | 「農業は 人生を賭ける 価値がある」

鍬入れの頃を思い出す

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北海道 小柴ふあーむ ~勇気ある生き様~

頑張るあなたに、畑の生き様で勇気を届けます。







2005年 4月

雪解けをじりじりとした気持ちで待ちながら

いまの畑に鍬を入れました。




慣れぬ重機を畑に入れて操り

すべての出来ごとに肝を冷やし

いや肝をつぶしながら

もう後ろに下がれない戦いに

挑み始めました。



北海道 小柴ふあーむ  ~勇気ある生き様~



工具の種類や使い方も知らぬ代表と

よそに土下座して分けてもらったハウス資材を運び

雪が消えぬ畑で工事を始めました。



北海道 小柴ふあーむ  ~勇気ある生き様~



うちの代表の大したところは

環境適合性が良いんです。



馴染む、という適合性ではありません。


やり過ごす、という柔軟性がすばらしい。



世間では、控え目な代表のことを

悪く言う人もいるんですが

大声でワァワァ喋っても芯の無い人と較べると

代表に失礼というものです。


代表、静かでありますが

芯はすごく強いんです。

世俗に流されません。

流行には敏感ですが

立ち位置はぶれません。



風がまだ冷たい春の日に

畑でとる休憩にもニコニコしてくれて

わたしは言葉に出来ないような

あぁ~、救われてる~

という感慨に満たされたものです。



この人、すごいな


本当に感じました。



北海道 小柴ふあーむ  ~勇気ある生き様~



忘れえぬ一瞬

これがその一つかもしれません。



北海道 小柴ふあーむ  ~勇気ある生き様~



なんとか植えた、初めての苗


愛でる


まさにこういう状況なのではないでしょうか?



しゃがみ込んで、苗をなでる

自然とそういう動作が出てしまう


そうせざるを得ない心境

祈る気持ちで「なんとか踏ん張って」と

気を送る



これが原点です。



北海道 小柴ふあーむ  ~勇気ある生き様~



残念ながら

この畑は譲ってもらえません。


ずっと借り続けることになりました。

昨今の戸別所得保障の影響で

地主は土地を持ち続けることで潤います。

耕作しなければ余計に潤います。


だから

誰か真剣に耕作する人に貸して

小作料を吸い上げて、所得保証をてこに小作料を釣り上げて

なにもせずに土地を転がすことが

主流となる農村地帯です。



でも私たちは

鍬入れの頃の気持ちを

いつまでも忘れません。

苦しくなったら

この頃のことを思い出します。



お互いに信頼し合って

いっしょに泥に汚れ始めた日々を

私たちは忘れません。



これは

誰にも搾取されない

誰にも消すことのできない

誰にも邪魔されることない

私たちだけの、大切な時間でしたから。


無形だけど

永久に残る時間

それが土に宿り

毎年の「こども達」に乗り移り

多くのお客様に「小柴」として覚えていただいている



これは地主だろうが、だれだろうが

絶対に犯すことが出来ない

崇高な価値だと

私たちは考えています。









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「小柴 孝志」


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「小柴物語」

8年間の足取りが

このページに凝縮されています!




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