広島県安芸郡熊野町に鎮座する榊山 (さかきやま) 神社。

承平三年 (933年:平安中期朱雀天皇時代)、宇佐八幡宮より勧請せられたと伝わる。

その名残であろう、一の鳥居の額は 「八幡宮」 。

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一の鳥居、二の鳥居とくぐり、石段をエッサホイサと登る。

整然と並ぶ江戸末期安政年間に築かれた石玉垣が美しい。

三の鳥居をくぐり境内に入ると、すぐのところにご神木がそびえ立つ。

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お寺のお堂のような拝殿。
 
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鈴が見当たらないばかりか、賽銭箱も見当たらず、、、

拝殿入口窓の穴 (↑写真下) から中を覗くと、拝殿内、窓穴のすぐ下に賽銭箱はありました ^ ^ ;

手水舎のところにあったお参りの仕方の説明によれば、 「二礼→祈願→二拍→一礼」 とあった。

「二礼→二拍→祈願→一礼」 に慣れているけれど、ここは郷に入っては郷に従え、榊山神社スタイルでお参り♪

最近注目の注連縄。

どこかユニーク、というか綺麗な縄だなあと近寄って見ると、、、

ナイロンロープ製でした~@@)/ (たぶん!?)

それとも、筆の里 「熊野」 だけあって、特殊な技法等でツルンツルンの注連縄に綯っているのかな?

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ボリューム感のある、三間社流造りの本殿。

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本殿の周り縁にはいろんな動物たちの彫り物があって、楽しませてくれた♪

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榊山神社の境内地に、並んで熊野本宮社が鎮座。

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何故か拝殿前の鳥居だけ神明造り。

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熊野本宮社の拝殿も、お寺のお堂のような入母屋造り。

向拝は、広縁というか舞台のようになっており興味深い。

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こちらの注連縄もナイロンロープ製のように見えた。

紙垂 (しで) や〆の子もなかったり。。。

いや、注連縄を巻いてあるたくさんの網の切れ端のようなものが前垂れのようになっていた。 或いは、前垂れとしてそのようにしているのかもしれない。

蟇股 (かえるまた:蛙股) が、二人の神様なのか人間なのかわからないけれど、珍しいかも。

初めて目にしたタイプかな。

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入母屋造りの本殿。

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養和元年 (1181年:源平の頃、安徳天皇の代) 、紀州熊野本宮から勧請し鎮座した。

寛政十二年 (1800年:江戸中後期) 田植えの頃、鶴が火縄をくわえて神殿に飛び込み、社殿を焼失。

その後、紀州音無川市井という所に御移霊になっていることがわかり (どうしてわかったのかは不明だけど ^ ^ ; ) 、同所から再びこの地に迎還したと伝わる。

ファンタジックな話ではあるけれど、ご当地である熊野町の名の由来や、紀州熊野本宮との関係なども調べてみるとおもしろいかも。

また、熊と火というキーワードに注目すれば、古代朝鮮の熊族の火にまつわる話や、アイヌのイヨマンテ、熊襲 (くまそ) など、日本の古代史の謎にも繋がってくるかも~♪

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榊山神社と熊野本宮社の境内地に両社にはさまれるように諏訪神社が鎮座している。

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長禄元年 (1457年、室町中期。応仁の乱が始まる十年ほど前)、信州の諏訪大明神より勧請。

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手水。

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左上:榊山神社参道入り口 (一の鳥居のところ)
右上:榊山神社拝殿前。
左下:諏訪神社。
右下:熊野本宮社。

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次回、狛犬の登場♪。。。噫、つづく。