出雲ソバを食べる時間(とお金^^;)をケチって参拝した出雲大社を後にして、
コンビニのパンをかじりながら車を走らせる。
県道脇の道にこんもりと木が茂り、石造りらしい鳥居も見えた。
「ああ、どこかの神社だな~、狛犬もいることだろう。」
と、気持ちは「あん」(拝むこと。たぶん方言的な幼児言葉)だけしてスルーのつもり。
が、、、
通り過ぎざまにチラっと目に入った文字に反応してしまった。

| 恵美須。 |
えっ?
今、なんて書いてあった?
妙に落ち着かない気分である。
チラチラとルームミラーやフェンダーミラーを見たりしたが、ただ神社の杜が小さくなるだけ。
少しそのまま走ったが、どうしても気になって車を止めた。
腕時計を確認して、「ウリャ~」とハンドルを切りUターン(いや、一回切り返ししたけど)。
・・・
出雲大社の祭神は大国主(オオクニヌシ)。
諸説風説あるので正しい間違っている、正統亜流別にして、、、
一説によれば大国主は天照(アマテラス)の子孫(子とも云われている)で、
天を司る象徴としてのアマテラス、大地を司る象徴としてのオオクニヌシであるそうだ。
オオクニヌシの「大国」がダイコクとも読めるところからか、七福神の大黒さん
(こちらはヒンズー教発で仏教にも取り入れられたチョット怖いところもある神様。ややこしい)
とも習合している。
で、大黒様の朋友といえば「ゑびす」さん。
関西風に言えば、えべっさん、ネ。
大国主の子に事代主(コトシロヌシ)ってのがいて、
この事代主が海(産み?)を司っているとかもあって、七福神のゑびすさんと
習合したらしい。
大黒さんとゑびすさんの関係は、出雲神話的には親子関係になるってことか。。。
・・・
で、
大黒さんとゑびすさんと言えば、、、
あのお二方に登場いただきましょう~~~。
ジャン!

狛犬界のスーパーアイドル!
あーちゃん、うーちゃんでッス♪パチパチパチ~。
浅草寺の大黒天にいらっしゃいます。
ここではゑびすは「恵日須」ってなってますね~。
って、今、気がつきましたが。。。
・・・
で、「ゑびす」という響きに誘われて、、、
と、カッコよく決めたいんですが、、、
実は「恵美須」という文字が目に焼きついて、、、
恵比須や恵比寿、夷、戎、胡だったら、或いは恵日須というちょっと見慣れない文字でも
たぶん「ふむ」ってスルーした気がします。
ヱビスビィルだったら「ごっくん」ね、がはは。閑話休題。
・・・
ある思い入れというか、単なる郷愁かもしれません。
恵美。
ほん少しではあるけれど、その時、確かに私を吹き抜けていった風が
私の心にかすかなざわめきを立たせ、私をいざなったのかもしれません。
なんちゃって。
ツケのあるスナックですわい、がはは。
エミですよ~、メグミの方じゃなくてね。(そっちにもあるんかい?)
いつの間にかお店閉まっちゃって、、、心のこり。
・・・
ひっそりと静かな境内に足を踏み入れ、
ご対面~ん。
ジャン!

おぉ、なかなか強面。
オールバック系のようにも見えますね~♪
・・・
新しめの立派な灯篭があったので、早速、、、
覗いてみた。

おぉ、おぉ、狛犬がバッチリ見えますね~。
日月の天空の中にオールバックの狛犬。
真偽は定かではないのですが、
灯篭から見える景色が「彼岸」であるという謂れがあります。
逆を言えば、彼岸からはすべての灯篭がまっすぐに見えるということ。
灯篭の窓が借景になったり、見えてるものの中心をズバリ切り取って見せてくれたり、
灯篭は、そのものの機能だけでなく芸術性文化性もあり、
更にこうして灯篭を通して自分が何を見てるのかを教えてくれる、
仏像堂宇庭伽藍などに一歩も遅れをとらないものだと思えます。
いいもの見せていただきました。恵美須神社、拝。
再び車に乗り込み、明治「おいしい牛乳」のストローをくわえ、
左右確認してアクセルを踏み込んだ。
ありがとう、出雲。。。噫、出雲大社シリーズ、了。
出雲大社(その1)はこちら→ http://blogs.yahoo.co.jp/koshomasae/53440002.html
