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F-1開発秘話

F-1はプロのいかなる撮影にも対応できるように優れた耐久性(巻上耐久10万回)と耐環境性(プラ

ス60度~マイナス30度・湿度90%でも正常作動)と多数のシステムアクセサリーを無調整で完全

使用できるように開発されました。
同時開発の高画質とカラーバランスを統一したFDレンズ群も、待望の開放測光や絞りの自動化など

将来性も含めて好評でした。

フラッグシップとしての宿命

 キヤノンはF-1の発売時に「10年間は後継機を発売しない」と公約をし、途中マイナーチェン

ジはありましたがこの公約を守っています。嘘つきな政治家とは大違いです。

この公約はキヤノンの自信と、もうすでに10年以上後継機を出していないニコンFへの対抗意識

だったと思います。発売と同時にこのF-1はニコンFに変わる日本のフラッグシップ機だと言いた

かったのではないでしょうか?カメラの基本性能はもちろん、膨大なレンズやアクセサリー、10年

間の公約など今までのキヤノン一眼レフのイメージを一新させたF-1&FDがなければ今のキヤノ

ンはなかったかもしれませんね?

 このF-1システムは5年間の開発期間に基本仕様の変わらない試作カメラを8種類作ったり、シス

テムアクセサリーも何度も作り直したり、そうとう苦労に苦労を重ねて発売に至ったようです。キヤ

ノンファンとして当時の開発陣の方々に敬意を表したい気持ちでいっぱいです。

発売:1971年9月 
画面サイズ:24mm×36mm 
レンズ:FL、FDマウント交換式 
ファインダー:ペンタプリズム交換式 
露出計:Cds素子、TTL中央部分開放/絞り込み測光式 
フィルム感度対応範囲:ASA 25~2000 
シャッター:極薄チタン幕使用、二軸式フォーカルプレーンシャッター 
シャッター速度:B、1~1/2000秒 
セルフタイマー:内蔵 
シンクロ接点:FP、X接点 
フィルム巻上げ:レバー式 
フィルム巻き戻し:クランク式 
電源:1.3V HD型水銀電池1個 
サイズ:(ボディのみ)146.7×98.7×43mm 
重量:(ボディのみ)約820g