《大唐狄公案》18集まで | 越若のひとりごと

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古典芸能「義太夫節」の太夫です。愛犬と日々思ったことの記録です。芸もあれば、ぼんやりノホホンゆるい内容です。

このドラマ、正座して見てます。

8集の【屏风案】、15集【雨师传说】。

ネタバレ嫌いの方スルーしてね。

 

そして18集【红亭子】

無法地帯兰坊で起こった善人李陶の自殺事件。疑われた青楼「红亭子」の秋月。李陶パパの逆恨みから委託殺人未遂。

どこをとっても、深い。

砂漠の中の街、役人さえ買収されている無法地帯、アウトローに支配され苦悩する民、焼けただれた官衙。

 

愛する秋月を守るため自殺する李陶の悲しみが、狄仁杰により伝えられ、死に追いやったのは恋人でなく、父親だったこと。

 

好んで育てた花が、毒虫を呼び込み、自分だけでなく息子にも病を感染させ、発病し絶望により自殺させてしまった苦悩。

狄仁杰の深い悲しみのまなざし、良き哉!

声も良いんだよね、怒りの大音声!!

周一围 、唯一無二の狄仁杰、好き!

うん、ただの謎解きでなく、罪を犯す人も、被害にあい死ぬ人も、傍観する人、携わる人の心理を深く描いているのが物凄く好き!

美術も映画のような重厚でいて、人がそこに生活しているという痕跡を随所に散りばめられ、佩服佩服です。

あと、毎回事件の当事者が豪華、芸達者!!

今回、直ぐに出てきて死ぬけど、短いシーンに、ちゃんと人物を表現していて、好き牛子藩!

もちろん儚げな秋月の陈都灵も!!

19集から、いよいよ张若昀登場!!わぁ~い。