愛の緑蜆蝶(アイノミドリシジミ) ゼフィルスがやって来た | Koshinoshirayama

愛の緑蜆蝶(アイノミドリシジミ) ゼフィルスがやって来た

ミドリシジミ(ゼフィルス)

 
アイノミドリシジミ  太陽の光線の当りぐあいで銀緑に輝きとっても綺麗で愛くるしい蝶です

6月~7月限定シジミチョウ(ゼフィルス)を探しに行きました。
ミドリシジミなどの一群は「ゼフィルス」と呼ばれています。
ゼフィルスとはギリシャ神話の西風の精ゼフィロスが語源で「そよ風の精」の意味があるそうです。
 その名にふさわしく、ゼフィルスはいずれも美しい翅をもち、♂が金緑色~銀青色に輝くミドリシジミ類のほか、
銀色や朱色など鮮やかな輝きをもった種類が多く、裏面も美しい文様を持つものもいて、
ゼフィルスはいずれも小粒ながらきっちりと美しさを主張する種類で構成されています。

医王山の生息地には朝早くから他県からの車が並び、竿と網を持って一網打尽に採取していく方が・・・。
採取目的は標本のよう網で捕獲後すぐに腹を押して殺してました。一人で数十匹も捕獲してました。標本コレクトするのに何故そんなに沢山必要なのか不思議です。
商売にしているのでしたら悪質です。 
貴重だから採ってはいけないのではなく、あの愛くるしいチョウ達を殺すこと自体が許せません。
採るのは写真だけにして下さい。
採取者の居ない場所で残り少ないゼフィルスの撮影は大変でした。さらになかなか葉に止まってくれず!
やっととまっても羽を広げてくれません。
羽を広げてそこに太陽に日が射すと、銀色・緑色に輝き感激です。 
ミドリシジミの卍巴飛翔 ぐるぐる回り続けます。金属光沢の輝きがキラキラとても綺麗でした
ゼフィルスの♂はほとんどが自分の縄張りを誇示するため、きまった時間にディスプレー飛翔をします。
種類によってその活動する時間帯は異なり、早朝に活動する種類や日中、夕方などさまざまです。
その中でもとくにミドリシジミ類の♂は縄張り意識がとても強く、森の日だまりになる場所にある突き出た枝や葉に静止し、
輝く翅を精一杯開き自らを誇示します(=占有行動)。動中の♂の近くに小石を投げるとその石を敵だとみなして、やはり追いかけます。
そしてそこにライバルである別の♂がやってくると追い払うため、卍巴(まんじともえ)になって
その♂が断念するまでいつまでもグルグルと回っています。
なぜこのようなことをするか?卍巴のときに羽ばたく早さを競っているそうです。

  
ミドリシジミの卍巴飛翔

アイノミドリシミジ  見る角度によって緑色・・青色・・銀色・・・黒色に変幻!
 
アイノミドリシミジ 御前10時を過ぎるとまったく飛ばなくなり姿を消します?
  
フジミドリシジミ 
  
フジミドリシジミ
  
ウラグロシジミ
  
アカシジミ
 
ウラナミアカシジミ
7月の中ごろになるとこれらのシジミチョウにも逢えなくなります。

ゼフィスはここまで その他のチョウもいました。
  
 ルリシジミ これはゼフィルスではありません。秋までズート見られる普通のチョウ でも綺麗です。
シジミチョウ以外のチョウもいました。
  
ヒオドシチョウ
 
 アサギマダラ  朝日を羽に浴びて綺麗
  
朝露に濡れた色っぽいササユリ 妖艶な甘い香り・・・・ 花界の壇蜜
 帰りに戻って見ると ミドリシジミと同様に盗掘!ありませんでした。
  
 ホタルブクロ この花弁の袋に挽肉と刻みタマネギを詰めた料理紹介されてました。美味しいのでしょうか?