今朝の新聞で、市議選に再挑戦するという方の、白紙の領収証が再び見つかったということらしい。茶菓子代を白紙の領収証に記載したとのこと。
 
茶菓子代金は地方自治法では問題ないのだろう。まあ、私自身は公職選挙法に抵触すると思っているが、少なくとも富山市のルールではOKだったはずだ。
白紙の領収書は国会議員も使っていて問題ないとのことだったはずだ。なぜ、国会議員が良くて市議会議員がだめなのか?こんなところにもお上に弱く弱い者いじめの好きな国民性が現れる
 
 こうやって今頃出てくるというのは、その領収書類がいかに膨大にわたるかということだろう。市議会議員の仕事はこの政務活動費の処理に終始してきたとしか思えない。ようするに使いこなせないのである。
 
選挙区が大きくても小さくても、議員の数は1人であり、その一人頭に対して政務活動費が支給される。魚津市ぐらいの規模ならば議員一人当たり約1000票前後のエリアをカバーすれば当選になんとかこぎつける。しかし、富山市の場合は3000人から5000人前後だろう。1人でこれだけのエリアと戸数をカバーして活動するとなると相当な時間と手間がかかる。
 
しかし、かといってお金があればできるかというと、そんな仕事を手伝ってくれる人を探すのはなかなか難しい。いわゆる支給されている政務活動費を使いこなすことが難しいのだ。どんなに選挙区が広くても、議員は一人なのだから。
 
このようなエリアの分析をして、市民に近い議員を望むのであれば、議員定数を倍増して、報酬と政務活動費を削減すればいいのである。あるいは、魚津市のように地域振興会制度をとって、地域のことは地域振興会に委ねる体制をとれば、市議会議員の数は削減してもいいだろう。
今の現象から見れば、市議会議員の守備範囲が広く、政務活動に支障をきたしているように見えるのだ。
 
先祖が富山市で高校も富山市だったので、なおさら思い入れが深い富山市なのだ。
 
 富山市議会もあつものに懲りてなますを吹くの轍を踏まない方がいいだろう。政務活動費はあくまでも手段であり、それが目的化した場合には、立山連邦に祈りをささげるしかないだろう