こんにちは。
耕心館です。
今年1月23日より延期になっておりました
第239回耕心館サロンコンサート
「中井恒仁&武田美和子ピアノデュオリサイタル」が、
いよいよ 6月12日(土)15:00より、
瑞穂ビューパーク・スカイホールで開催されます!
今回は演奏曲の聴きどころなどをご紹介したいと思います。
ご出演の中井恒仁(なかいのぶひと)さんは、
耕心館ジュニア・ピアノコンテストの審査委員長でおなじみのピアニストです。
武田美和子(たけだみわこ)さんは、中井さんとご夫婦で、
中井さん、武田さん、それぞれがソロ演奏において著名なコンクールで数々の賞を受賞され、
またデュオでも海外において、
「ナイトの称号を与えるべき音楽芸術」と絶賛されています。
それでは演奏曲をご紹介します。
【1】連弾
ストラヴィンスキー作曲
春の祭典より 第1部 大地の礼賛
ストラヴィンスキーは1882年生まれのロシアの作曲家。
1882年というと明治15年
日本では上野動物園開園、
スペインの「サグラダファミリア」が建設を開始した年でもあります。
「春の祭典」はストラヴィンスキー31才の時の作品で、
「ペトルーシュカ」「火の鳥」とともに、
ストラヴィンスキー三大バレエ音楽のひとつです。
You Tubeなどでぜひそのバレエを見てみてください。
初演では音楽と振り付けと衣装のあまりの斬新さに、
会場では観客の怒号が飛び交いオケの音も聞こえなくなるほどだったといいます。
同じフレーズと激しいリズムの繰り返しで次第に陶酔の世界へといざないます。
ストーリーはストラヴィンスキーの見た夢が元になっているそうですが、
春を迎えた古代ロシアの村で、太陽神にいけにえを捧げる儀式を表現したものです。
この文を書いている私も動画を見てその迫力、斬新さ、心地良さのとりこになり、
今ではCDを買ってきて車の中で大音量で聴いています。
【中井恒仁ソロ】
「ペトルーシュカ」はストラヴィンスキー29才の時の作品で、
こちらもバレエ音楽です。
ペトルーシュカというわら人形と、踊り子の人形とムーア人の人形に命が吹き込まれ踊りだします。
やがてペトルーシュカは踊り子に恋をしますが片思いに終わってしまいます。
「春の祭典」も「ペトルーシュカ」も、不協和音が見事に調和する不思議な音楽といえます。
本来オーケストラで演奏するものをピアノ曲に編曲してあるので、
ピアニストにとっては超絶技巧のオンパレードです!
【武田美和子ソロ】
「アレグリのミゼレーレとモーツアルトのアヴェ・ヴェルム・コルプスによるシスティーナ礼拝堂にて」
武田さんはリストの作品を2曲演奏します。
リストは1811年、ハンガリーに生まれドイツで活躍したピアニスト兼作曲家です。
1811年は日本では文化8年、江戸時代真最中の
第11代将軍徳川家斉公の時代です。
リストは超絶技巧のピアニストとして知られていますが、
様々な作曲家の曲をモチーフに多くのピアノ曲を編曲しています。
アレグリが作曲した「ミゼレーレ」は、システィーナ礼拝堂で行われる特別な礼拝で歌う合唱曲ですが、
霊性を保つために譜面にすることを禁じられていました。
ところが14才だったモーツァルト少年が、1度聴いた記憶を頼りに譜面を作ってしまい、
それが販売される運びになったとか!
そしてモーツァルトが作曲した「アヴェ・ヴェルム・コルプス」は死の直前に書いたキリストをたたえる曲です。
システィーナ礼拝堂とモーツアルトに関するこの2曲はどこまでも美しい合唱曲で、
この2曲をリストがつなげてひとつの楽曲にしたのです。
前半のおごそかで抑圧された雰囲気の中、後半でそれが解き放たれ天に向かって喜びを歌う。
そのような解釈もできるかもしれません。
「ラ・カンパネラ」
リストが40才の時の作品です。
カンパネラの意味は「鐘」です。
街中に鐘が鳴り響くようなピアノの打鍵が見事なこれも超絶技巧曲です。
日本では「フジコ・ヘミング」さんの演奏で脚光を浴びました。
【2台ピアノでのデュオ】
「スカラムーシュより Ⅲ ブラジレイラ」
作曲のミヨ―は、1892年フランス生まれの作曲家、ピアニスト、指揮者です。
1892年は明治25年です。
ミヨ―はブラジルに滞在したこともあるということで、
まるでブラジルの女性たちがサンバのリズムで踊るような陽気でノリノリな曲です。
「交響曲第9番より 第4楽章 “歓喜の歌”」(リストによる2台ピアノ編)
ラストは、ベートーヴェン作曲“歓喜の歌”です。
いわいる年末によく演奏される「喜びのうた」ともいわれているおなじみの曲です。
こちらもリストが2台のピアノで演奏するためにアレンジしたものです。
ベートーヴェンは、1770年にドイツで生まれました。
1770年というと、日本は明和7年、江戸時代ですね。
第10代将軍、徳川家治の時代です。
ベートーヴェンはほとんど耳が聞こえなくなった状態で作曲したといわれています。
この“歓喜の歌”をオーケストラと合唱ではなく、
ピアノ2台で聴くとどうなるでしょうか。
ぜひ当日会場で生の音を聴いて確認して欲しいと思いますが、
イメージとしては、ベートーヴェンの作った美しいメロディーがより際立って聴こえてくるような気がします。
それはアウトラインのメロディーだけでなく内声に潜んでいる美しい旋律もよく聴こえてきて、
なんとも心地よく楽しい気持ちになります。
お二人で奏でる歓喜の歌の迫力あるサウンドをお楽しみに!
瑞穂ビューパーク・スカイホール 大ホールでは、
座席はひとつおきに使用し、定期的な換気、消毒を行っております。
定員は通常1000名のところ3分のいちの300人まで。
また入場時の検温、マスクの着用、手指の消毒を徹底し、
チケットはお客様ご自身でもぎっていただく、
プログラムは手渡しせずご自身でお取りいただくなど感染対策を行っております。
広いスカイホールでゆったりと質の高い音楽をどうぞお楽しみください。
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