【市川市議会切手大量購入事件】田中幸太郎議会運営委員長が引き金を引いた2本の動議
市川市議会において17日(水)に可決されました、「市川市議会の野々村事件」とも称せられている「市川市議会切手大量購入事件」に係る2本の動議が提出される様子が市議会中継動画にUpされました。
http://ibs.city.ichikawa.chiba.jp/ibsweb/topPage.do?id=2794
2本の動議とは、「政務活動費を使って切手を大量購入している議員各位に対して自発的かつ速やかなる説明を求める決議」と「政務活動費等を使って切手を大量購入している議員の調査に関する決議」です。
詳細をすべて語るのはまだ難しいのですが、真相を知りたい市民の方や市職員の方々(笑)がいらっしゃるかと思いますので、簡潔にご報告申し上げます。
まあ、タイミングはともかくとして、いずれにしても切手大量購入問題は追及される運命にありましたが、引き金を引いたのは田中幸太郎議会運営委員長の発言でした。
田中幸太郎委員長は、ご自身のブログでは、
「私も『市川市議会政務活動費の手引き』にのっとり、切手を購入した議員の一人であり、住民監査請求の際も報告した通り適正に切手を購入し、適切に使用しました、今後、まずはこれから設置される外部監査に委ねたいと思います。
切手は金券ショップで調達しましたが、公認会計士に確認したところ、
その調達手段に何ら問題はないということでした。
しかし、「切手代」と但し書きのある領収書があるにも関わらず、
いかにも他の物を購入したかのような印象操作ともとらえかねない記事を書き拡散している議員がおり、その良識を疑わざるを得ません。
この件につきましては、弁護士とも対応を協議しているところです。」
http://ameblo.jp/kotaro-t/day-20141224.html
などと、「文句を言う方に良識がない!」と自己の主張を正当化するご発言をなされていたため、だったらこれ以上疑義が深まる前に真実を語ってもらえばすべてが片付くであろう…と機転を利かした我が会派に所属する増田好秀委員が、
「適正に購入に適切に使用したのであれば、この場で説明してください!」
と、市民感覚では当然の説明を求めると、
6月11日の段階では「後日ご報告します!」と言って説明を逃げ、
次の16日の段階では「議運は説明の場になじまない」と言って再度説明を逃れようとしました。
そこで増田委員と日本共産党の高坂委員が、
「報告すると言ったじゃないか!」「だったら、別の場所で報告するのか!」といった趣旨の発言で食い下がると、
「今報告した通りです」「ご意見として承ります」などと、人を小馬鹿にしたような発言を繰り返して三度説明を逃れようとしました。
この経緯を見ていた多くの議員は瞬く間に怒りが沸騰し、
「議会運営委員長をやめさせるべきだ!」
「いや、100条委員会にかけるべきだ!」
「まあ、まずは説明を求めよう!」
などとの意見が出て、最終的に2本の動議が提出されることとなった次第です。
ところで、去る4月16日に開催された、個別外部監査を受けての全員協議会の翌日、田中幸太郎議会運営委員長はご自身のブログにて次のように述べられていました。
「政務活動費の手引きに沿って、議会事務局と協議確認のうえ支出してきたところではありますが、外部監査にて領収書の不備等の指摘を受け、検出事項すべてに対して自主返納することに至りました。
市民の皆さまに対し、不信や混乱を招いてしまったことにつきまして、深くお詫びいたします。このようなことを二度と起こさぬよう、襟を正してまいる所存です。
また、次期ふたたび議席をお預かりすることができましたら、政務活動費の適切な使用について、見直し、改善を進めてまいることをお約束いたします。
私は他の会派のとられた対応について、とやかく言うつもりはありません。議員同士で指摘しあうのではなく、本来の「市民に役立つ議会」に一日でも早く戻るように、微力ながら邁進する次第です。」
http://ameblo.jp/kotaro-t/archive2-201504.html#main
「議員同士指摘し合う」のではない方が良かったら、増田委員や高坂委員に指摘される前に自発的かつ速やかに説明したほうが断然良かった訳ですが、動議を提出するまでご自身から一切のご説明を頂けなかったことは大変遺憾でなりません。
また、「政務活動費の手引きに沿って、議会事務局と協議確認のうえ支出してきた」のであれば、
更には、12月24日のブログでも仰っていたように「住民監査請求の際も報告した通り適正に切手を購入し、適切に使用」したのであれば、昨日でも今日でも明日にでも、
「住民監査請求の際も報告した通り」に
「適正に切手を購入し、適切に使用」なされたことを証明して頂ければ話は早いのですが、少なくとも1日経った本日の段階では具体的なご説明はございませんでした。
私たちとしても、「自発的かつ速やかなる説明を求める決議」が可決された以上は、もうこれ以上私たち
「議員同士で指摘しあうのではなく」
「本来の「市民に役立つ議会」に一日でも早く戻る」ことを切に願うところですし、田中幸太郎議会運営委員長の権限は微力ではなく強大ですので、「微力に邁進」などと謙虚なことは仰らずに「電光石火」のご説明を求めたいと思う次第です。
田中幸太郎議会運営委員長にがこれから如何にして「自発的かつ速やかなる説明」をして下さるのか、
そしてその説明が、「住民監査請求の際も報告した通り適正に切手を購入し、適切に使用」したものであるのか、要注目です!
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