先月、祇園甲部歌舞練場にオープンした花街芸術資料館。舞妓さんのなり手を確保する目的もあるようです。

昨日の朝日新聞夕刊では、京都五花街で舞妓さんは56人。祇園「みの家」の薫さんによれば、祇園甲部は17人。「少ななったなあ」。中学を卒業して、憧れで仕込みさんになっても、やめていく子もいる。都をどりが終わるまでは新しく入った子の名前は覚えない、というのは料理屋のご主人たちの話。覚えてもやめていくから、ということでしょう。わたしも、小絹ちゃんが続いているとは思いませんでした。舞妓さんのなり手がいなくなれば、花街は消滅するしかありません。『祇園、うっとこの話』の続編を、という有難い声があり、舞妓をめざす若い子が増えるような本が書けたらいいのですが、「一見さん、お断り」の世界だけに、なかなか書けへんことも多そうです。