渡辺淳一さんの命日前後に開かれる「ひとひら忌」。今年は没後10年にあたり、基調講演は浅田次郎さん。何年ぶりかの再会でした。

100人以上の編集者が集った渡辺淳一さんを囲む「ヤブの会」。20代の頃、すみっこのほうに入れていただき、文芸の商業出版界の身を切る苛烈な生存競争を見せていただきました。その経験と編集者とのつながりがなければ、わたしなどとうに消えています。

この日も数十人が集い、写真どころかウーロン茶ひと口しか飲めなかった濃い時間。有益なイベントにひとは集う。

先生、わたし、なんとか頑張っています。天上の楽園から、どうか見守ってください。