富士山がくっきり見える秋晴れの日、4年ぶりに文学者の墓の墓前祭が開催になりました。

式典の前に、日本文藝家協会の方に案内いただき、まず丹羽文雄さんのお墓にお参りしました。そして、吉村昭さん。再来週発売の拙著にあるように、夫人の津村節子さんが、親しかった大河内昭爾さんと3人で、と申し込まれたそうです。そして、俳句の師の鈴木真砂女さん。式典はクローズドのものだそうで、常務理事らの挨拶のあと、集った数十人が献花。現在、墓地には800人以上の文学者が眠っています。日本文藝家協会の会長時代に、貧乏で墓も建てられない文士のために、と共同墓地を提案された丹羽文雄さんの偉大な業績に改めて思いをはせました。