竜頭蛇尾なんて言葉がある。
最初めっちゃ良いけど段々尻窄みになるやんけ!って意味だが、なかなかイベントで竜頭蛇尾なものを見たことがない。
逆に最初グダるけどケツがめっちゃ良くて最高のイベントだったね!って感想を抱くことは多い。
私は格闘技が好きなのでRIZINなんかのPPVを買って見たりするのだが、基本格闘技のイベントというのは頭から14試合目までグダってもメインイベントの15試合目がめちゃんこ盛り上がってKO、または1本で決着つけば「いやぁ、いいイベントだったなぁ」となる。つまり、前座がグダってもいいのである。いわゆる「蛇頭竜尾(終わりよければすべてよし)」なのである。
別のものでも例えよう。
ディズニーランドのパレードで、ハモカラなるものがある。あれも終わりよければすべてよしな部分があって、というのもあのパレードは最後のプリンセス御一行とドデカ40周年フロートに降臨するミッキー達がいれば成立するのである。
逆にその御一行が来るまでは悲しいことに前座になってしまっている。
特にフロートじゃなくて車やバイク勢(ウッディバズ、ヴァネロペ、ベイマックスのバイクの人達諸々)は不遇な扱いを強いられており、フロート乗れてない勢で集団ストライキを起こしてもワンチャン許されるのではないか?と思うくらいには可哀想なのである。
こう考えるとやはりイベントで尻窄みになっているものを見たことがない。
人生はどんどん尻窄んでいく代わりに、イベントは常に終わりよければすべてよしを提唱してくれているのかもしれない。
世知辛い人生だよ全く。
私の人生はどうなっていくのだろうか。
願わくば「竜頭竜尾」で終わりたいものだ。