株が大暴落して、大騒ぎになりました。

 

 

 その中で、「日経平均4万円は高すぎた」「またバブルが弾けた」といった意見が散見されます。慌ててNISAを解約する人もいる、とか。

 

 僕はまったくそう思わない。むしろ、日経平均4万円などというのは、安すぎると考えています。

 

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 それはなぜか?4万円というのは、要するに35年前の株価です。日本以外の国はどこも、35年前の、少なくとも数倍の株価になっているからです。

 

 

 グラフをお借りします。

 

 

 ダウ平均株価は、30年で約13倍になっています。

 

 これは、他の国も一緒です。少なくとも、数倍になっている。

 

 日本だけですよ、35年前の株価と比べてどうのこうの言っているのはおそろしくレベルの低い話をしているのです。

 

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 日本がまともな国だったらですよ、今頃は日経平均10万円は当然。アメリカと同じペースだったら、50万円を超えていても不思議ではない

 

 大幅に上がるか、小幅に上がるか。上がっていく幅は、あります。しかし、35年前の株価と同じかそれ以下で、上がっていない、などというのは明らかにおかしい。

 

 これだけでも、35年間の財政政策が誤りであったことは明白です。

 

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 逆に言えば、日本にはとんでもない伸びしろがあります。人口が減っているから成長しない、などというのは大ウソ。

 

 なぜ、人口が減っているのか?といえば、財政政策を間違えているからです。多くの人が、子供を産み、育てるだけのお金がありません。

 

 財政政策を誤る → 子供を産み、育てるお金がない → 成長しない。これを、あたかも自然現象のように言わないでいただきたい。原因は明らかです。

 

 国がしっかり必要な支出をしないからです。

 

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 財政規律、財政破綻などというのはウソだということは、西田議員が指摘してくださっています。