どうやら、市場は落ち着きを取り戻したようです。ダウも日経も軒並み上昇。ドル円も、円安に戻ってきています。

 

 

とりえあえず良かった。今回のブラックマンデーは、僕も直撃を喰らいました。まったく予想だにしない急落。先週金曜日から火曜日までは、これまでの人生について考えていました。

 

 いま、こうして戻しているということは、金曜日・月曜日の暴落が行き過ぎだったと、多くの人が考えていることを反映していると思われます。日銀の利上げがあったにせよ、米国の経済指標が予想よりは悪かったにせよ、そこまで下げるほどではないだろう、ということですよね。

 

 つまり、オーバーシュート=やり過ぎだったということです。

 

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 では、なぜそんなオーバーシュートが起こってしまったか?といえば、まず考えられる理由はコレ。

 

 

AIを活用したスパコン並みのサーバーによる超高速取引。

 

 これですよ。どう考えても。

 

 けっきょく、どこの証券会社も投資会社も、似たようなAIを使っているわけでしょ?だから、判断の基準が似たり寄ったりなわけですよ。だから、一斉に同じ動きになる。特に、暴落・暴騰の局面では

 

 AIなんて、賢いことをしなくても、「いくらまで下がったら売る」という設定を、株価の下がる方向にみんなが仕掛けていますよね?

 

 それが、連鎖爆弾のようになっていますから、一度下がり始めると、どんどんそれが上から下に向かって爆発していって、株価の崩壊が起こる。株主が意図しないような損切も、スパコンによる超高速取引ですから、止める前に進んでしまうかもしれません。これが起こると、暴落に加速がついて、サーキットブレーカーが発動するまで下がり続ける、ということになると思います。

 

 けっきょく、それがやりすぎだったわけですよね?意図しないほどに下がってしまった。だから、いま、買戻しが入っている、と考えられるわけです。

 

 これが、AIの怖さですよね。ターミネーターですよ。AIにあれこれ任せていて、そのAIが「人類は滅亡した方が良い」と判断した瞬間に、人間が止める間もなく、核ミサイルが一斉に発射されるかもしれませんよ。

 

 

 普段は大丈夫でもね。イレギュラーが発生した瞬間に、AIが一斉に狂った動作をする、ということは、株取引以外でも、大いに考えられると思います。

 

 例えば、自動運転とかね。車だけでなく、鉄道や飛行機だって、怖いですよ。人口減少だから、AI活用とか言っているけど、けっこう危ういと思いますよ。